連載の途中ですが短編をお送りします。
とある童話賞に応募したり(あっさり落とされた)、他のサイトにのせてみたり(主にスルー)してる作品。 言語規制がかかった世界での話。 「こんなの童話じゃない」?…スルーしてくださいな。 よろ…
序章 早春の濁りが喉の奥でざらついた音をたて、僕は焦って息を吐いた。 ドルル、ドルルと背後から不吉な音がする。不吉な音の正体はエンジンだ。軽トラックにのった父が僕を追いかけている…
いつもの通り、出勤のために降りた品川駅で、「俺」はパニックに巻き込まれる。階段で押し合う群衆の狂気を避ける最中、たまたま近くにいた女子高生と連れ立つことに。やがて、ほとぼりが覚めた頃に見たのは、…
冬が終わり 温かい風が吹くような夜 ぼくは同級生の女の子に尋ねた 「こういう春の夜ってわくわくするよねえ」 「そう? 私はそわそわして嫌だけど」 彼女はきまり悪そうに答えた 春にな…
つい先日、DeepMind社のAlpha碁というプログラムが碁界最強と目されるイ・セドル九段に三連勝し、話題をさらった。もっとも複雑だと目されてた競技において人工知能が圧倒的といっていいだろう勝…
あの冬。 病院の中庭で、私は眸に雪を抱く少年と出会った。 自らを「雪の申し子」と称する彼に。
31世紀を代表する時空物理学の巨人マグ・ナカータ教授が、幼き日の不思議体験を綴った未公開手記が遺品から見つかった。 人類史上最大の偉業といわれる「第7の力」の発見。その発端となった物語である。…
※ 本作は、本当はある連載作品の中でハーフの主人公が体験する一エピソードとして創作されたが、事情によって短編に改作した。 ※ 一部は作者の体験の基づいている。
※ハーフの私が学生時代に体験した事、及びハーフの友人から聞いた体験などによる。 ※この作品には差別や政治的な表現が表れ、性質上それに対するフォローが無い部分もある。
異能者集団○者の一員である探索者は、入院生活を続けながらリハビリを開始する。しかし、体が回復した彼を待っていたのは、家族を養うという責務だった。スラップスティックSFの最高峰、ハロワ展開!
ぐるぐると同じ場所を回り続ける。それはダンスのよう。
日本最大級の貝塚である加曽利貝塚を訪問した。火おこし体験の他、縄文の生活を知るに足る情報が満載の場所なので、縄文小説を書きたいと思う紳士淑女はぜひ足を運んでみることをお勧めしたい。
最深部で、人は泉を前にこうべを垂れます。
男三人で暮らすはずが、同居人である次雄が出て行ってしまい、アル中との二人暮らしがはじまる。家賃の契約更新に暗躍するタカハシの脇で、カントが酔いどれながら、その人懐っこさでタカハシの時間を奪ってい…
「夏の実話」をテーマにした、第二回SS合評のための掌編。幼かった私は公園で話しかけてきた年かさの男の子たちに連れられ、ザリガニの漁場を目指すが、あるトラブルに巻き込まれる。四歳か五歳の頃の記憶。…
最後は逆に、どうしようもなさにこそ人生の光芒が差す。高橋文樹が北千住で過ごした4年間を凝縮してお届けする限りなくBOTS小説。主人公タカハシは同居人の誘いによって、山谷で寝泊まりしていた男との三…
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