2010年の春・・・僕は茨城県の下妻まで出かけた。なんつったって桜満開の花見の季節であった。 下妻には街の中心部に砂沼っていう湖くらい大きな沼がある。 この沼は何も特徴がなくて殺風…
機械が発達するにつれ、ついにテキストは自動的に生成されるようになった。この時代に私達のテキストはどのようにして奪われていくのだろうか。
伊勢物語のオマージュ。田舎男どもの話。
晴天が憎いような日。ここだけが別の世界のように、自分だけが下等な者のように、隣の芝どころかこの世の自分以外のすべてが青く見える。そんなあなたへ。
私は就職をせず大学を卒業してしまいました。当たり前ですが周りの知人はみんな就職していったため、顔を合わせる人は父と母と外の猫とコンビ二の店員とだけになりました。家ではゲームと読書とインターネット…
呑みに行ったのである。 私らはかねてから話題のハプニングバーに・・・というのは嘘で、中年男三人とお肌の曲り角を過ぎて成熟しはじめた元気のいい三〇代女性三人とでの合コン・・・というのももちろんあり…
電子書籍という言葉が喧伝され、なにか本よりも安いものが流通するのではないかと期待されたがそうはなっていない。これは端的にいってテキストに値段はつかないからだ。私達は今、19世紀のお針子たちのよう…
クレイトン・クリステンセン著『イノベーションのジレンマ』を元に電子書籍が破壊的技術であると仮定してみよう。新技術によって破壊された荒野で、あなたはどんなテキストを紡いでいくべきか。
一 京子はよく泣く。夜のあらしが怖いといっては泣き、遠くでサイレンの音が聴こえたといっては泣く。ようやく泣き止んだかと思うと、今度は、僕がみんなから嫌われてしまうといって泣く。明か…
ここ数日間、何かとても臭い。 私自身が臭いのかと色々調べては見たが、足の裏、耳の裏、奥歯、ワキ、そして衣類に至るまで特に何も臭くない。 では私の部屋が臭いのだろうかと、ゴミ箱から畳、壁、天井、エ…
あなたのテキストは1000年前の人間が書いたテキストよりも良いだろうか。いい場合もあれば、悪い場合もあるだろう。ただし、機械はそうではない。あなたのテキストに関する能力のうち、かなり多くのものが…
音無しくしていろ、と祈る。 魚の内蔵にさぐりを入れ、浮袋にあたりをつけてからそこに木切れを突き刺す。空気が漏れだす音を確認すると、わたしはその特別な処置…
いまWebの世界ではGoogleとFacebookによる熾烈な戦いが繰り広げられている。どちらの巨人が勝つにせよ、あなたのテキストは彼らのやり方で評価されるとうことは知っておいた方がいい。
いまあなたのテキストは文学的か否かというよりもまず、「いいゴミか悪いゴミか」を問われることになっている。それを知った上でなお、あなたが紡ぐテキストの価値は残るだろうか。
紙に刷られないテキストの流通量は次第に増えている。あなたのテキストは「なまのまま」でも大丈夫だろうか。紙に刷られることを前提とした「レイアウト」があなたのテキストの価値を支えているのだとしたら、…
賭け事、といってもカジノだとか賭博場(とばくじょう)でやるようなものではない。友人同士で、ちょっとした遊びでやるあれだ。 彼女はそういうのが特に好きな性分だった。 何かがあれば「じゃあ、賭けよう…
日曜日の夕暮れ、息子と公園でバドミントン。その隣でカラのブランコが・・・。中原中也「サーカス」のフレーズに在りし日の祖父の姿が重なりました。
孤独な神が見つけた最高の玩具。万華鏡。
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