空がまたあかくなって、
まだ生まれて間もない広場の朝焼けは
ただの落書きが 伝言のようで、
すこし、しゃべりすぎる
あけいろのあしあと、ホトケノザに
なおしろい しろがね、しろうさぎ
わたるとわすれる襞、ふくらみへ
わらってしまったあと、
ちぎれたあと、
斜めに折れた 薄目をあけてみた
机の角にあった 赤い封蝋
書棚の口車に、どれくらい経ったか
すぐそこの映画館は わたしの一部で
猫や白兎すら、からっぽのきざしに
甘さを通り越した あのざわつき
片腕の かたりて、左手の まがいき
のぞいたらのぼせ のばしたらぬかるむ
はらいおとした町の辻褄が
すこし怠惰だったせいで
合掌する。風がひびく。火がひらく。
あかりがついたら 躊躇いなさい
よく晴れた日の空から
黒百合を見たことがない
するどさに似た曲線は 光より束ね
忘れたふりで 眺めたりした
真似た楽器を奏でても 泣かなかった
アンバー
踏み込めば ためいきが たましいになる
奇跡のこと 牢獄のこと。黙って愛撫する
満天の星 ひとつ のこらず
すこやかに、よく似合っていた、だなんて
捨てた働きの 真珠の のこり わたし、
すこしすずしげに
試しただけ
冷たくなってみて
誰にも言わなかったが、
また連れて行くのね
あの戦陣の展と天。ぐれいぶるう
セルロイドを毟る ハタイロの鳥
動かすにつれて 閉じたままの傷、
ひいてはいけない。だれだかわからない。
嘘の在りかには きっと とおい
せんじつの穿孔、てんめつの転倒
また ゆらゆらするから 無意味なたまゆら
微温い口笛に吹かれすぎた 遅すぎる国の、
《わたし》は 叫んだか。ずっと わからない
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