十五番目のアルコール科学者チームや、物理学的実験の聡い理解者による太陽までの熱の道のり。

巣居けけ

小説

1,589文字

僕らはいつから商店街の中で風船の爆弾や屋台の偽装をするようになったんだ? そして迫り来る鯨の形の人間や犬の臭いを溶かした雨の天気予報を終焉へと導いてから砂利を呑む……。僕らは坂道の中の単調な作業でスコップを伴侶に選ぶ……。さらにインターネットの熱とスナック菓子の軽い人体実験にテレビを持ち込む。事務局の人間がゴキブリのような様子を身体で表して逃げていく。僕らは重火器を使って全てを撃ち抜く。

サイト作成の倫理観や狙われたドーナツと穴の連続性や関連性の穴。僕らは南を目指しながらの屈伸の中で圧死してから歴史に残ろうと努力を重ね、指たちのダンスや家具の動きに敏感になる。テレビをつけることで爆撃を回避し、言われた通りの線路の道筋で油まみれのラーメンを叩き潰す。商店街の中の科学者に新鮮な硬いフルーツを投げつけ、柘榴に成り下がった手紙に完遂の年収の総数を記入する。

方位磁石のコピーの木々に太陽と号令を投げる。科学者の僕らはこの暗闇の中でかつての村長や文字列の中の電気技師で余生を楽しむ。

コンピュータ室でトロピカルドリンクを頂戴する。海外の指標とスラングの波で唾液による窒息などを予期する。キーキャップを舐めて味を確認すると同時に氏名を読み上げる。

総帥の流行りに電子機器を連想させる。僕らの宇宙の船に麺類の臭いを擦り付けてから階段を下って朝日を観る。現実と乖離した注射の作法にアイドルの稼業。洗剤に奥行きを感じさせることによる自動的な介入で五つの味を刺し込む。生ものの液体が自然に帰る音。

僕たちは船の上で殺し合いをすることができるのか。試験管の音と紙幣の生産方法が自宅のトリッキーな風呂敷に赤いタイマーを投げる。そして次のピッチャーに推薦されて迷惑を噛みしめる。
「お前は自由なのか」と炊飯器が嘶いている。馬の糞の臭いとガス欠になった選択機構にキッスを落としてから新しい女の角で人肉を切り刻む。
「かつては排泄でヒトが死んでいたんだ」そして僕らという実体は歌姫の唾液や痰などでフライドチキンを食べる。空腹がさらに襲い掛かり、僕らの宇宙船の穴の中で一番臭くて一番優秀な文字の列たちがやられていく。爆発の余韻の中で次に配られるフライドチキンと女の吐いたふけの香水。
「お前も軍隊なのか?」そして軍曹はほぼ新品のステンガンを取り出す。
「ふざけんな。おれは今日非番なんだよ」

やはり山羊頭の彼は警棒を後方に投げてから手錠で軍曹の眼窩を攻撃する。最も硬くて最も金属チックな手錠の位置が軍曹の血液で汚れ、彼の立派な眼球がくぼむ。全ての業務と餌やりを終えた彼は新しく入ったフライドチキンに歌姫の痰と鼻水が混ざった液体を付けて口に運ぶ。

腹に下っていく重たい感覚が眠気と翌日の不安を呼び起こしている。風を感じることができない赤子が倉庫の味で渡りに船な骨を発掘する。僕らは集合した朝日で新聞紙の文字を見つめ、集会の昼下がりの空腹に備えていく。手錠に導かれている男の焼死体で階段を作ってから眠りのモードに入る。食べつくされた骨が勢いだけで大気圏を超えていく。

時間を超えた光線の飛び降り自殺と満腹の最中にアイスクリームを投げてから掃除の開始を合図する。ストレスの文学に敬礼を見せつけたのちに被災者のふりでコンビニの警備を潜り抜ける。娼婦の事情で暗闇を照らすと同時に、歪曲した文庫本に胴間声を揺らす。

ガスを取り込んだ音で音楽を抱え込み、道を示す光の中のコメントやマイクの位置のマイペースで進む。

嫌な喋り方の娼婦にナイフを突き立てて消滅を願う。キャラメルの人間に銅の盾や単調な音の連なりに連絡の毛細血管を伝う。

新しい病状を読み上げて病院にフランスを持ち込む。選ばれてしまった少年の膝に新しい傷を付けてから再起動を願ってピラミッド型の病院に突撃する。ブルドーザーの埃と落下してきた学級日誌の最後の紙幣のマニュアル。

第三の入力候補に円形のカップケーキ。少年は僕らの頂に手足を挿入することができない。キャッチフレーズの見返りで小銭とスープの螺旋階段を呼び込む。綺麗な段差に少女の頭を打ち付けてから臭いの管理を徹底して行う。

壁に擦り付けた個別の書物でキャンプの開催地点を知らせる。僕らの修復した宇宙船に五人が搭載され、マザーボードの形を偽装したインターネットに肩を濡らすことで、破壊された空間の膨張を試練の中で目的にする。

2022年11月4日公開

© 2022 巣居けけ

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