母に関する記憶を、私の脳機能が保たれている間に記録しておく。
変わらない部屋、お決まりの散歩道、行きつけの店、一度も見たことのない夢、起こったはずのないできごと、ひどく恥知らずで白々しいおしゃべりの数々……。
僕はいつの日かの中学時代を回顧する事がある。これは僕の自己療養のための回顧録だ。
『新代田のマシオ』第六話(最終話)。38才のマシオと、22才のハルコのパンチドランク・ラブ。
昔道玄坂を取材したときに書いた物を改稿しました。
『新代田のマシオ』第五話。38才のマシオと、22才のハルコのパンチドランク・ラブ。
『新代田のマシオ』第四話。38才のマシオと、22才のハルコのパンチドランク・ラブ。
『新代田のマシオ』第三話。38才のマシオと、22才のハルコのパンチドランク・ラブ。
『新代田のマシオ』第二話。38才のマシオと、22才のハルコのパンチドランク・ラブ。
『新代田のマシオ』第一話。38才のマシオと、22才のハルコのパンチドランク・ラブ。
僕は歩き出す。ゆっくりだけれど、それは確実な一歩だと思いたい。
いつもそばにある友情。それは香織にとって、とても重要な彼女を形成する要素の一つ。
2019年5月合評会「猫」応募作。(catとcan’tをかけてみました)