タグ: 幻想 30件

  1. 檸檬 TRAIL / 小説

    • 菊宮まひろ
    • 8年前
    • 18,913文字

    思い描いた理想が気高く美しいほど、それが敗れ去った姿は惨めでより美しい。欲するものは往々にして遠回りしなければ手に入らないのだ。

  2. 弔いの日 二十四分の一の幻想集 / 小説

    • 二十三時の少年
    • 9年前
    • 3,454文字

    私たちは毎日まいにち何かを喪って。想い出は私たちの中にあって。また鐘が鳴る。

  3. 薔薇よ。薔薇よ。薔薇よ。

    • 罧原堤
    • 14年前
    • 16,558文字

    孤高の詩人は魂の熱情の赴くがままに、この現世を流離っていた。毎日のように 池に入水しては、自分の体を清めていた。しかし、下界に叩き落されてしまう。 おりしもその下界はちょうど、旧約聖書の時代で、…

  4. カオスな休日 小説

    • ガラ・トシオ
    • 16年前
    • 2,029文字

    適当なクラシック音楽を二つ以上混ぜ合わせることで生まれるカオス。その中で、「俺」とミツコ、そしてマナブが考え続ける。そして伝統的な踊り「マニョモンチェ」とは。

  5. 中庭で花は咲かない 小説

    • 灰野蜜
    • 9年前
    • 3,478文字

    あの冬。 病院の中庭で、私は眸に雪を抱く少年と出会った。 自らを「雪の申し子」と称する彼に。

  6. 化け物母さん 小説

    • 貯畜
    • 18年前
    • 0文字

    浜辺で美しい女性を見かけた「私」のうちに蘇る、忌まわしい女の話。十九世紀末、身体障害者が見世物にされていた時代のフランスの風俗を取り混ぜて、短編小説の名手が書く怪奇譚。

  7. ハルノアラシ 昏睡状態 /

    • 大川縁
    • 9年前
    • 1,182文字

    酷いなあ、惨いなあ、と思うことって案外身から出た錆だったりしますね。ハルノアラシはどこまでも残酷で、惨いです。でも、どうしても目を離せない。

  8. クラゲ人間 小説

    • ガラ・トシオ
    • 16年前
    • 2,114文字

    陸に上がった〈クラゲ人間〉が海に入るまでの物語。

  9. ひゃくまんべん

    • 徳丸雅士
    • 18年前
    • 944文字

    ほとばしる言葉の勢いに乗って、ぼくは君に会いに行く。自由詩。

  10. 日影の因  昏睡状態 /

    • 大川縁
    • 9年前
    • 9,469文字

    「日の因子」と「影の因子」を軸に、光と影をイメージした詩を集めました。朦朧とした意識が捉える2つの因を感じてもらえたら幸いです。小説『影の影』と双子となる作品で、まずは数々の因を散りばめる大事な…

  11. スキゾロヂック(4) スキゾロジック / 小説

    • 渟足川祐也
    • 15年前
    • 8,941文字

    大学教員との殺し合いに勝利したボクは、漁夫の利を得て乗り込んできた機動隊に殺される。夢の中で。道草を喰わずに帰宅。惑溺の夜。苛烈きわまる 深紅の虚妄。携帯電話をボクに預けた少女が、CIAの手先に…

  12. 2

    • an-non
    • 15年前
    • 627文字

    2という数字はなんだかずるい気がします、ずるい気がするのです。 そんな2に実は憧れているのも事実です。 そんな私の唇から零れ出した2への気持ちをつらつらと書き連ねました。

  13. 変化率グァマラン 小説

    • 遠藤ジョバンニ
    • 14年前
    • 15,883文字

    退屈な日々に暮らす高校生、五城 川原は、変化を渇望していた。塞ぎきった家族関係どうしようもない学校の人間、そしてそこにある自分。いつしか彼女は自らのことを「むらびと」だと思い始 める。そして飽和…

  14. 魔法使いの死と回る円盤 小説

    • 松尾模糊
    • 5年前
    • 4,243文字

    ウディ・アレンの『マジック・イン・ムーンライト』とシルビアン・ショメの『イリュージョニスト』をもとに書きました。『マジック~』は南フランスの女占い師のインチキを見破るためにイギリスのマジシャンが…

  15. 雨の教室/落伍者の死 小説

    • 延島迦十
    • 13年前
    • 6,143文字

    蛍光灯が、蠅の羽音のように鳴った。 天井を振り仰ぎ、老いた教師は眉をひそめる。雨の湿度をはらんだ薄闇で、まるで心臓の脈動のように、明滅する白光。その光の下で震える、皺の弛んだ喉は、どこか病んだ鶏…

  16. 御旗の下で誰もが踊る 小説

    • Raymond
    • 9年前
    • 15,147文字

    ぐるぐると同じ場所を回り続ける。それはダンスのよう。

  17. 砂上の灯籠 月に鳴く / 小説

    • 松尾模糊
    • 3年前
    • 2,312文字

    嵐の夜の灯台守は鯨が空を飛ぶのを見た。幻想的な光景を方言を用いて表現した掌編。

  18. ブレイクコア、或いはさなぎ 小説

    • 峰雲
    • 9年前
    • 634文字

    きっと、あなたの時間を一分も奪いはしない掌編小説。あなたの何かが変わることを作者は願う。