ジャンル: 小説 3,031件

  1. 日常。(3) 日常。 / 小説

    • mina
    • 11年前
    • 1,327文字

    そのおじさんはいつも「社内恋愛」コースを選ぶ人だった。このコースは1番イメクラらしくないコースで‥ でも、1番「恋人」感覚なコースなんだけどね。 「あ~また逢えて嬉しいですう」 エッチなシュチュ…

  2. 「刺絡(SHIRAKU)」 妖怪妖 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 3,061文字

      「刺絡(SHIRAKU)」   1. 桟敷蓉子(さじきようこ)はK市にある高邑(たかむら)医院で刺絡治療を受けていた。刺絡とは皮膚と皮下の静脈を僅かに切って瀉血させる東洋…

  3. 日常。(2) 日常。 / 小説

    • mina
    • 11年前
    • 1,270文字

    kissだけで濡れることなんてないと思ってた   その日は割りとお店全体的に暇な日で、お店は個室待機のお店だからお部屋の中で1人暇を持て余していた 「 ‥ 」 買ってきた漫画も読んじゃ…

  4. 日常。(1) 日常。 / 小説

    • mina
    • 11年前
    • 1,378文字

    その人は割りと綺麗な身なりをしているんだな…と置いてある洋服や靴などでわかった   うちの店はオフィスイメクラ、要は私達女の子がOLの制服を着たイメージクラブなので コースが3通りあっ…

  5. 貪る(一) 小説

    • 芦野 和亮
    • 11年前
    • 5,419文字

    飽食とは――腹いっぱい食べて満ち足りること     「いらっしゃいませー」 コンビニに入ると同時に聞こえた店員の声を背に受け、広川は店内をズシリズシリと歩き回り、500mlペ…

  6. 日の塵 正直編 日の塵 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,261文字

     僕は、20代の頃に当時勤めていた雑誌者の編集長から、サラ金で簡単に金を借りられることを教えられました。その編集長は「飲む打つ買う」の三拍子が揃った無頼の人で、会社の金を誤魔化しては女や賭け事に…

  7. 綾瀬新撰組「水戸橋の化け物退治②」 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 915文字

    2. 翌日の朝のこと、次郎吉はいつものように銭座に出かけた。昨夜、口の大きな武士たちと出会った伊藤谷橋に差し掛かると、橋の上に2人の男が立っていた。昨夜、口の大きな男と一緒にいた男たちのようだ。…

  8. オドゥヴァル 小説

    • 手嶋淳
    • 11年前
    • 11,299文字

    ぼくは、結局、掃除するしかないと思ってる。自分が自分であることが辛い夜なんかは。

  9. 綾瀬新撰組「水戸橋の化け物退治①」 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,447文字

    小菅の銭座で働いている次郎吉は、銭座から自宅がある五兵衛新田への帰り道、綾瀬川にかかる伊藤谷橋のたもとに大きな口をひん曲げて橋の欄干に両手をついてぼんやりと綾瀬川を眺めている男を見た。総髪を綺麗…

  10. 「原子力怪獣対宇宙怪獣」 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 3,005文字

    東北の海岸沿いの小都市、福富県岩尾市。季節は春の平日、郊外の山や公園だけでなく街中にも桜が咲き乱れている。渋滞する街の道路、桜が咲き乱れる公園で雑談しながら楽しそうに過ごす老人たちや子供を連れた…

  11. 僕の中にいる子供 小説

    • 芦野 和亮
    • 11年前
    • 2,321文字

    いつ頃からはわからないが、気が付いたら僕の中に小さな子供が居座り続けていた。 幼さを象徴する柔らかそうな頬からして、彼の年齢は五、六歳だろう。幼児が被るようなカラー帽子がたまに傾けば小さな手でそ…

  12. 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 1,793文字

    一枚の嘘がすべてのオセロを白へと変える。 主格不明、真偽不明、時系列不明の虎のお話。

  13. 袋小路 妖怪妖 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 645文字

    「田辺さん、袋小路の奥の袋小路に入ったことがありますか?」 「え?袋小路って路地の突き当たり…行き止まりのことでしょ?」 「そうです」 「行き止まりだから、その奥には入れないでしょ?」 「袋小路…

  14. 朝起きるとそこには 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 5,749文字

    何をしても時間は流れてゆく。 どんなことをしても疲れは蓄積される。 職が何であれ苦労はある。 どんな環境であれ悩みや不満を抱える。 それを払しょくする代わりがあるか否かでしかない。

  15. 渡海小波津は死にました 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 1,409文字

    直接的文体は読み手の理解を遮るのみなのだろうか。直接的文体で現代人の価値感を表現してみました。

  16. 10年間に富士の裾野76町3反部(約75万㎡)を開墾した大侠客 清水の次郎長 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,728文字

      1. 天田愚庵(天田五郎)、安政元年に磐城平城下(今の福島県いわき市)に生まれました。父親は「坂下門の変」で水戸藩士たちに襲撃された安藤信正の家臣です。慶応4年(明治元年)鳥羽伏見…

  17. 大地に組みした男たち-10年間に富士の裾野76町3反歩(約75万㎡)を開墾した大侠客—清水の次郎長 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,211文字

    1.   江戸時代の後期、各地で多くの博徒侠客の集団が発生しました。特に治安が脆弱だった関八州(相模、武蔵、安房、上総、下総、常陸、上野、下野)、甲州、駿河、などには博徒の大親分が生ま…

  18. 平和荘綺談 青春放浪 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,484文字

    1.「りんごの歌」   昭和50年11月 群馬県伊勢崎市の銭湯「広瀬川温泉」 ガラガラガラ・・・バタァンッ!と銭湯の引き戸が乱暴に閉められる。 「あぁかぁいぃ・・・りぃんごぅにぃ、くち…