私は一切、ギャンブルをしない。お馬ちゃんは詳しいが、それは英国方式に血統を追う、で観ているのみである。無論、若い頃は中山競馬場で全財産、馬連で一点勝負をして泣きながらオケラ街道を歩いた……なる追憶もある。その時はドストエフスキーにハマっていた故。賭博者。
今春。一平氏のギャンブル依存症からの事件が有った。そうして今、芸人の斎藤さんなる人にもギャンブル依存症の懸念がある。女性問題は置いておく。
ルンベンの身に堕ちた時から何人ものギャンブル依存症に関わり実際、十五万円は金銭をパクられたギャンブル依存症は治らない。一等の特徴は、平気で嘘を吐く、である。何度、姉が他界したから……金銭のシーンがあったか。
そうして彼等は、まずもってギャンブルで「勝とう」としない。一度、付き合いでパチンコ店に同行した時のリアルなハナシ。
私「お前、今、二萬円くらい出してるじゃん。止めて帰ろう。一切、打たない俺、暇だし。後、金銭を返せ」
狂「俺の中じゃね、今日は五萬円の設定なんだ。それまでは勝ちじゃないから」結句、スッカラカンになり私が牛丼を食べさせるである。いいから切り上げて金銭を返せよ、なのだが勝つ勝たないじゃなく、自身が納得するまでヤルがギャンブル依存症である。
次に平気で逃げる。
或るギャンブル依存症の部屋で呑んでいた時、私が借りパクされた金銭でボートレエスに賭けていた。アルコホルが無くなったから近くのコンビニに買いに行き、戻ったら居ないのである、彼が。何か急用か……で待っていたが丸一日と待っても戻らない為、帰宅した。これは創作? と思われるだろうがリアルなハナシ三日後に彼は山奥で捕獲された。所謂、ヤバイ筋からも金銭を借り、そのボートレエスに私が借りパクされた金銭も含め大金をベッドし……な訳である。ギャンブル依存症。
その彼は福岡だかのギャンブル依存症更生施設に送られ二年くらいして、此方に帰って来たと風の噂で聞いた。私の部屋から坂の下、十五分くらいの距離にある、新たに出来たこちらもまたアディクト(依存症)施設だと。
私も流石に「よ、久し振り」のノリでは不可能な訳で184を使い匿名で彼が居るのかを確認した。
「誠に申し訳御座いません。そちらにT君って滞在してますか?」
「あ、最近、福岡から戻った彼ね」
「今は電話に出れます?」
「出かけているよ。多分、スロットかな〜」
ギャンブル依存症。最早、施設すら狂っているじゃねえか。
故に私は「おかしいだろ? 取り敢えずTに合わし金銭を返せ」と感じたか、こう云うのは準備がいる。私は大人しく、その、スタッフもギャンブル依存症で有ろう通話を「判りました」
部屋で私版の『出師の表』なるのを、まず書いた、所謂、強敵、ギャンブル依存症の施設に闘いに行くなる決意表明である。行く前に破滅派の高橋氏に『私版・出師の表』を発表して良いか? とテレフォンした。事情を聞いて呉れた彼は『まあ事情は判るけど。落ち着いて』と述べた。その時は、曹丕じゃないギャンブル依存症の撲滅しかなかったが彼からゆっくりと「猫の事を想いなよ。もう会えないだろうが、下手な事件にでもなったら猫、悲しむよね」
的確な台詞である。猫、猫の事を出されたら私は勝全く勝てない。『出師の表』を、ゆっくりではなくバリバリ破いて捨てた。サンクス、猫、友人。ビートたけしごっこにもなるトコロであった。
ギャンブル依存症に関しては何にしろアディクト(依存症)は長期入院しないと治らない。アルコホルに関しても、リンゴスターやエリッククラプトンなど復活した方はいるが、そう云うのは長期入院が出来る大富豪である。それと離脱症状に関してのハナシが欧米より日本は薄い。アルコホルは長くなるから止めるとしてギャンブル依存症でも手が震える、悪夢を見るとかあるらしい。そりゃ悪夢は致し方ないだろう。
ギャンブル依存症に関しては一等、想うのは春の一平ちゃんや今回の斎藤さんのようにチビチビと身体を壊しながら呑む、じゃなく現代のネット社会、スマホで大金をベッド出来る故、完治は不可だと思う。
ただ、そうして義理がある人も裏切るのは、これぞギャンブル依存症の典型だと言わざるを得ない。返せ、私が達筆で墨で書いた『出師の表』
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