大変面白い作品で時間を忘れて読んでしまった。ふざけたギャグのキレも素晴らしく、本稿のタイトルにした白日院のセリフは声を出して笑ってしまった。
天野川くんの登場シーンも声出して笑ってしまい、小説で声出して笑うなんていつぶりだろうと思い返したほどだった。
2023年暫定ベストです。
小鳥遊さんめっちゃ可愛いし、一二三もめちゃカッコいい。暗黒院のヘタレぶりもニヤけてしまうしと、キャラクターのやりとりを見ているだけでずっと楽しんでいられる。
それだけに謎を解くとこの物語が終わってしまい、続きの話も読めなくなりそうなので寂しい。
邪道ミステリ読みのセオリーとして、襲撃されて生き残った人物がいた場合はその人が犯人というものがあるが、それに従うと暗黒院が犯人となる。
しかし暗黒院襲撃が発覚した際には天野川の不自然な追い込みがあるため、天野川も怪しい。
読者への挑戦状以降の展開の予想だが、白日院が推理を披露し、暗黒院が犯人だとされるも、小鳥遊が再度推理し、暗黒院ではなく天野川が犯人ということがわかる、という展開を予想。
暗黒院と名乗って相生に DMを送って言葉の綾事件のことを教えていたのも天野川。
天野川の動機は痴情のもつれ。天野川は長野と関係し、ツーブロックになっているし、天野川は長野のすきぴを聞いた時に落涙するほど悲しんでいることがその根拠。
いやーでも、そんなわけあるかなぁ。
この通りだと一二三と綾のやりとり(おそらく、自作の別の小説のあらすじをめぐったやりとりなどがやや過剰な文量語られている。意味ないならやらなそう)や、一二三と小鳥遊のやりとりも宙に浮いてしまう。
全くわからない。そしてめちゃくちゃ面白い。
読んでよかったです。
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