トリックの想像がつかない

名探偵破滅派『ソロモンの犬』応募作品

我那覇キヨ

エセー

576文字

素直に読んで素直に悩んでます。結末まで読むまでに時間をおくのって楽しいですね!

トリックの想像がつかないので、この先どう転ぶかはまったくわかりませんでした。

 

素直に考えると、犬笛のようなものでオービーを走らせたのかな、と想像しているのですが、京也のロッドケースに笛が仕込まれていても、ひろ子がこっそり犬笛吹いたのでも成り立ちそうですし……

そんなわけで一旦陽介の事件での検討は諦めます。

 

次の事件は鏡子さんの自殺について。

鏡子さんは京也が事件現場に居たことを聞いて反応した際に京也のことだけに意識が行っているのを見ると、京也がオービーを操って殺人を犯したことに鏡子さんが気づいたシーンと見るのが適切な気がします。

となるとその後の鏡子さんの自殺は京也からの返り討ちなのかなと。

でも京也の動機はよくわからないままです。

鏡子さんと結婚しようとして、陽介くんを理由に断られたから殺人を犯したとか?

なんかしっくりこないけど、ひとまずそんな風に読めるように書かれています。

 

「昔付き合った木内くんのエピソード」とか「間宮先生が何かに気づいたけど主人公には教えてくれない」とか「バベルの塔の引用」とか「家の構造について何度も説明が出てくる」とか、なんとなくぼんやりしていてうまく繋がってないように見える事柄が、一つの真相から次々と繋がっていくのだったらすごいことだなと思いますが、今のところどうなるのかわからないです。

2022年10月24日公開

© 2022 我那覇キヨ

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