この果実はおいしい。言うよ。
ようこそ、ディストピア世界へ。
まず、ポイントは、職場放棄であり、職務放棄ではないということ。つまり、職務放棄は、本人が悪い、本人に原因があることのもの。つまり、された側は、処分を下すことが通常の流れとなる。
しかし、職場放棄というのは、それをした人がいるということは、される側が原因を持つものであり、本人は悪くないものだということ。そうなると、処分を下すことは出来ず、自らの、されてしまったというふがいなさを痛感するしかないということである。
そうなれば、それをした側に要求があるなら、それをのむ以外ないということになる訳である。これが、「職場放棄」ということが起きた場合の流れということにあたる。
香港デモの場合、する側が、「香港の人間」であり、される側が中国政府な訳であるからして、香港の人である警察隊が職場を放棄する。これは、つまり、力でデモを封じ込めようとしている警察隊が、物理的にあたることを説明すると、その力である、武器、つまり、銃を、「流れ上の行為としての遺棄」すること。
それは要するに、自分たちがかせられた「中国政府の力」という「力」を、中国政府に押し返してしまう。「与えらえた力を棄却すること」を中国政府に対して行うということにあたることとなる。これが、職場放棄にあたる行動であると言える。これは、警察隊が、「中国の力」のものではなくて、「香港の人間」として行うべき行動になる訳となる。
香港デモというのは、一般市民と、それを取り締まる警察と二つで一つの「デモ行為」なのであり、このケースは、人類史上例がないものと言えると思う。通常の国家のデモ行為では、このようなことは不可能である。しかし、一国二制度がしかれている香港では可能であり、それが、香港デモの解決方法と言える。
これが起こることで、中国は、香港の人側の要求をのまざるをえなくなる。つまり、香港の勝利になるということとなる。
終わり。おいしかったー。
いつまでも終わりが続くように・・・
愛を込めて・・・
"ディストピアの王は果実を食べてこう言った"へのコメント 0件