街の夜空

人間賛歌(第46話)

山雪翔太

126文字

街の夜空には何も星が見えません。代わりの星しか見えません。

塔のてっぺんはちかちか光る

誰に向けてかは知らんけど

きっと僕に向けてなのだ

孤独な僕に向けて光るのだ

それは星一つない暗闇に

真っ赤な何個の星となって

生きている

寝静まる人間の隙を突いて

光っている

きれいだ

闇に何個もの炎となって

僕に向かって燃えるのだ

全くおかしい。

2024年12月17日公開

作品集『人間賛歌』第46話 (全47話)

© 2024 山雪翔太

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