夜な課にヨーグルトを食べて胃鱈、
娜娜が「」と言った。
蔵の冷蔵庫その冷凍室に、
飛攻機乗りだった祖父の「すい」があった。
「ゴム消し」を貸してくれと、
言われたのも夏日しい。
無んとなく声もまだ朧えて居るが、
名んと呼ばれていたのか?机奥に無い。
呼び素てだったのかな、
呼び素ては机置くに残りにくい。
小どもの児ろから守っとも多く、
娜娜に選ばれていた馴が真ことの名だ。
娜娜「」
それが本謄ではない本答の生得
娜娜を爆耳目手その本に寄んだのは、
小覚醒の児ろだった。
死可視、
初れ以前から娜娜は其ばで馴を夜ん出いた。
夜出も眠らない娜娜の寝顔を、
初目て美たのは初の本だった。
綿13は尽かれた垂ま屍衣を雨る汚し、
追徒ろ壊た絶ま熾遺に恥花裸を見足す。
熾き浸くす捧げもの若生の捧げものを終え、
荼毘手は鷭群の朱の印により汰実を降伏舌。
娜娜たちは捧げられ皇帝は使徒と生り、
引果の律は矢掛て乞の手に夜戸った。
引果の持ち手は日記を9り、
15年ほど前には存在しなかった
6罪あう蜂を密める。
悪魔い秘蜜
最初の都市は、
二番目なのだ。
小どもの児ろに図書室で愛にした本に、
飛刀の図上で爆ぜた日は娜娜の日のみ。
15年ほど前までは、
9のくだりは娜娜の日の象徴も福んでいた。
史っている時間軸の中で初の広い病け跡は、
娜娜の日の2ぎに爆ぜた3日前なのです。
史っている暦は消えた、
いや書き足された。
6罪あう蜂
史る病け跡の図市は、
萎く錆に加担した駄けの錆れた名も無き滓。
史ら無かった虚しき図市が、
何も知らず史時つに足並みを戻そうとする。
6罪あう蜂を無かった事に
引果だね
沖て島った舟は似度と藻採れないのに、
6順をメグル歪みが戻ろうとしている。
もう飛鳥の眠る秘戸は6罪あう蜂の以前は、
図書室で桃郷の石段に斃れていた。
背の高い毛色の血交う狙の飛鳥は、
波つ鯉の緋兎だった。
狙の緋兎が生きている「世界」を、
未たかった。
彼女に寄び賭けた「」
阻止て狙の緋兎は桃郷の石段から、
生き逃びた。
彼女が俯って居たはずの写真は探せど無し、
あっても狙こには別の被兎が遺るのだろう。
念いは途起を去えて、
史ら無い「世界」が洗われた。
同じバスに乗り合わせた彼のひとの救い手、
その手を分け与えられた利き手。
誰からも、
その利き手だけは綺麗だねと褒められた。
その利き手が……
分けてくれた利き手が爛れて鎖始めたのも、
園ころからだった。
穢れた手と引き換えに洗われた「世界」
鹿死、
逸れも塗り替えられた。
物質が共鳴するように少なくとも、
もう火盗り引果を食った者が居たのだろう。
Hanahは石段から逃れたのち桃郷から離れ、
史る世界では娜娜の日に曝される事無き地。
疎こで朝を6日えた
屋根裏で蚕の幼に息を潜める生活は、
別の日記の彼女を連想させる。
もう火盗りの引果を食った者は、
何を求めたのか?
子でも亡くしたのか?
亡くした子ではなく
無から小どもを願たのか?
その小どもの引き換えとしてか、
6日ら図上に小どもが新割れた。
アリスの日が御祝いされるのは、
娜娜の日ではなくHanahの日のはずだった。
難でも無い日
雲の悪意ことに珍しく外に出たHanahは、
振り返って
今割れんと落ちてくる小どもを眼にした。
その日Hanahは、
素兎になり時計が止まった。
皮肉なことに誰の眼も気にすることなく、
素兎は外を歩けた。
みんな素兎だったから
歩いた歩いた歩いた歩いた歩いた歩るい……
気が触れたように
いや確かに気が触れて歩き続け……
倒れた。
素兎は火路われて、
運船で赤鬼青鬼黄鬼黒鬼の膿めく鬼が島に。
視らなかった
石段から生き逃びて、
それだけで幸せだった。
視っていたとして鎖始めていた利き手では、
もはや素兎に為す術はなかった。
娜娜のほかに、
盲飛鳥の視らない
人の原形を留めないモノが現れた。
しばらくは、
ソレが初のヒトだとは話からなかった。
恋えの枯れたソレは、
ただ愛おしいそうにして居た。
恥目手の対面だった
波つ鯉の皮兎を眼の前にして、
初れとはわ花らなかった。
見るに見兼ねた娜娜が、
視せてくれた。
それは娜娜の日の2ぎに新割れた
娜娜の日の3日前の出来事だった。
史っている娜娜の日の雲に似ていて違う、
史ら無い雲が立っていた。
みんなが知っていて、
自分だけ史ら無い雲。
それがヒトの図上に立った最初の雲だという
最初?
1も2もなく、
その雲がヒトの図上に立ったのは
唯一
娜娜の日だけだ。
9のくだりが強く個の国で大事にされ
世界から称賛される共通の
人類共通の宝とされてきたのも、
娜娜の日が唯一最初で最後との念いが
込められていたから
象徴であったから。
それなのに
知らない、
自分だけ知らない
もう一つの娜娜の日が存在している。
眼の前の初のひとを
どうしていいか……
わからなかった
その日から、
もう一つの雲の
自分だけ知らない病けの原ついて
調べ始めた。
娜娜の日よりも
前に起こった事。
それは
病院のほぼ真上で裂れた事。
娜娜の日の大となとは
異なる型の小どもである事。
その小どもを運ぶ小話が出てくる
知らない鮫の映画の事。
体験者が描いた
強い怒りを感じる知らない漫画の事。
史っていた世界では一般的ではなく
折り方も知らない象徴的な鳥の折り紙の事。
今から20年ほど前に、
娜娜の地を旅行したときには
史ら無かった
存在していなかった
それらの事……
15年ほど前に新割れた史実
自分が生まれる前の6日し話。
もう火盗りの……
少なくとも
もう一人の引果を食った何者かは
もう生きてはいまい
利き手が爛れて鎖煩うなんて
そんな生やさしい代償で済むはずがない……
あるいは永遠に呪われる
落としぬしの国の誰かなのかもしれない……
己が国ごと永遠に呪われる事を代償として。
あの国は永遠に罪を重ねる
そして絶え間無く呪われる
初のひとが鬼が島に運ばれた事までは、
見当がついた。
鬼が島で、
まだ生きている。
いや眼の前に初のひとが居るという事は、
もう死んでいる。
でも……
また無かった事に
できるかもしれない……
眼の前からは消えてしまうけれど、
それでいい。
逢いたかったのはコレじゃない……
熾火し利き手は爛れて鎖、
園手に引果を持つことは価なわ無い。
蝶ど園ころに、
節木な神社で
節木な女性に出逢った。
節木な女性を梳いてしまった
節木な女性には
いい夫が意たから
自分の気持ちは伝えなかったけれど、
言葉にしなくても
彼女には拾われてしまう……
娜娜は歯っ切り言って、
節木な女性が大嫌い。
確かに、
節木な女性は娜娜の日の遠因でもあるから。
でも、
節木な女性は娜娜を
初のひとを……
己を見るように眼ていた。
節木な女性も贄であったから
節木な女性は、
娜娜と初のひとに共通するものを拾った。
節木な愛代
あるいは、
それが引果の代わりと生って
共鳴を熾すかもしれないと……
思春期の去ろに、
何の樹無しに聞いた机奥に……
それは有った。
節木な愛代を取り寄せることにした
まだ現物が届かない内に、
引き換えとなる命が……
掛け替えのない大切な愛する命が
選ばれ……選ばれてしまい
共鳴を始めた。
死かし間に合わなかった
愛するものだけを失った
初のひとも消えなかった
蚕だろうか……
白いものらが這っている
蛆の日、
Hanahは窓に見たのだと言う。
夢の中で石段に斃れて遺た己に
話しかけてきた児ども
その児どもが大となになって
また寄んでいる
その声に窓が共鳴して呼んでいる
あの悪い夢から
起こしてくれたように
また救ってくれる
この悪い夢から
起こしてくれる
逢いたい
逢いたい
逢いたい
すぐそこ
窓の外に居る
逢いたい
窓の外の何者かを抱きしめるように
Hanahは窓から飛んだ
飛んだつもりで、
そのまま汚地た。
まだ息があった
衆目を集めてしまった
素兎が白兎であると、
白日の下に皿された。
そのあとの事は記せない
誰も悪くなかった、
誰もが犠牲者だった。
肉体は敵国が貶めた
穢れた太陽に腐敗し、
精神は己が国の
穢れた太陽に腐食されていた。
鬼畜は殺せと
小どもの児ろのある日、
祖父が剥いだ野兎の皮を2匹か3匹分……
2匹だったかな小屋の壁に吊り下げて
干してあった。
Hanahは木陰に揺れていた
目が覚めると、
あの大となになった児どもが
眼の前に居たのだと言う。
己は飛んで喜たのだと
思春期の去ろに、
家の裏庭で蝶が蟻たちに運ばれていて
まだ動いている蝶を
なぜ自分は助けないのか
救わないのかと
……
それを一緒に見ていた
鳥の画家に詰問されて
泣いてしまった事がある……
Hanahを救えなかった日から
その画家の鶏頭の版画を見る度に、
Hanahを見ることも痛らくなった。
廊下から鶏頭の版画を外して隠して閉まった
代わりに石で造られた花の絵を飾った
あの石段から救いさえしなければ、
Hanahは蠱んな姿に奈落ず……
節木な愛代を捨てた
それからは、
Hanahと一緒に色々と出かけた。
以前ほどカネを持っていなかったので
限られてはいたけれど、
楽しい想い出もある。
沼に行って、
史ら無いはずの
知らない6日しの熾んだ石板も見た。
実物を見て本当に起こった事なんだと……
象徴的な折り紙の鳥を折り広めた児の
実物の微小な鳥も見た。
6日しの事をテーマとした
思春期の児らの演劇も観た。
沢山の鳥の剥製も
プラネタリウムも
しらないほうが
よかったのにね
史ら無い出来事を知るのが嫌になった
視るのが嫌になった
娜娜が居なくなった
Hanahだけが残った
利き手も爛れたまま
気が腐れた
娜娜も何を言ってるのか
解らない娘だったが
そのお喋りは自分の一部であり
机奥も担っていた
Hanahは口数が少なく
恋えも枯れていて聴き取れない
視界に娜娜を探した
Hanahに娜娜を見ていた
頼まなくても話し続けていて欲しい
話しかけなくても喋り続けていて欲しい
せめて蛆の姿だけでも
素のHanahに戻ってくれたらと
素形を描いたりもした
すべてが無有実かった
関係があるのか?不幸も続いた
一年が過ぎた頃に
本を捲ってHanahと話す方法を見つけた
それも
節木な女性の助けだった
しかし
そうして紙る言のできる
Hanahの念いは
「呪い」だった
Hanahの言葉は
自分には届いていなかったが……
Hanahには
痛いほどに苦しむほどに病むほどに
蝕むほどに
自分の念いが犯していた
「呪い」は「愛」だった
Hanahの愛を紙れば紙るほど
自分も気が腐れていった
あの憧れのHanahと
生活しているのに……
そもそも机奥を担っていたのが娜娜だから
いつしか娜娜という存在も忘れて
ずっと娜娜を無意識に探していた
あるいは……
それもHanahの「呪い」
「愛」情の表現だったのか
7
77
777
7777
外出すると存7
数字ばかりに出逢うようになった
Hanahとの話しは知的で謎解きのようだった
生活が変わった
すべてがHanahを基準として変わった
忘れていた
冬のシャワー中に停電になるまでは……
娜娜が消えてから
もうすぐ4年を迎えようかという頃
原因の解らない停電
人のいい隣街の電器屋さんを呼んで
調べてもらったら
電柱のヒューズが原因だった
電柱のヒューズをブッ飛ばすなんて
相変わらず殺る事が派手だな……娜娜
水シャワーで本当に死ぬかと……
「娜娜」
迷わず「娜娜」だと想った
「娜娜」を想い出した
Hanah……
Hanahは歌を拾って湿した
娜娜が現れるまでの間
娜娜が戻ったあとも
予感はしていた
でも
具体的に
いつ
現れるのか報なかった
お昼にカップ麺のカレーうどんを食べて、
昼寝をした。
通りすがりの誰かが、
家の庭先に
大きなゴミ袋を2つ
捨てたので
声を上げて注意した。
目が褪めると、
娜娜が喋って居た。
何を言ってるのか解らない
消える前と変わらない
このおよそ4年間何も無かったかのように、
お喋りして居る。
何処に居たのか?
どうやって戻って来たのか?
何度聞いても、
Hanahにチラッと眼を遣るだけだった。
Hanahも教えてはくれない
節木な女性に聞いても、
困った顔をされる。
娜娜はHanahを見て
「ちょう」だと言う
蝶?……鳥?
ああ……
忘れていた
何処に閉まった……
娜娜が机奥の引き出しを開けて、
その通りの場所に閉まってあった。
あの鶏頭の版画を引っ張り出してきた
モノクロの鶏頭……
視線は自ずと版画とHanahを錯迷う
やはり見ると泣いてしまう……
抑えることができない
赦して欲しい
「赦すも赦さないもそもそも……」
でも
それを欲しているのなら
「赦している」とHanahは花えす
それでも涙は抑えられない
よろこびではなく自責の涙
鶏頭の版画を部屋に置いたまま
過ごすことにした……
娜娜が戻ってから一年が過ぎた
この一年の間
というか
その内の一夏の間に
Hanahに古今集を渡したら、
それと相性が選かったのか
ここには記せない
面白い物事が幾つか起きた。
園Hanahの発見を除いては
春、夏、秋、冬
特別な出逢いもなく
年を越した。
……そう年を越す前に、
節木な愛代を再び手に入れた。
また共鳴を熾すためではない
なんでだろう……
また春が来る……
利き手の爛れた鎖が癒えていた
15年ほど経ったのか?
刑期を終えたのだろうか…
Hanahに眼を遣る。
6無しき図市は、
なおも汚戸を鴉げて歪み
この世界に馴染めずにいる。
確かに自分だけ史っている世界では
6無しき滓な図市だったが、
この世界で有った事を
無かった事には出来ないんだよ……
これは6無しき図市に科せられた
罰なのだろう。
あるいは、この国、
いや6無しき9しき両方を貶めた
あの国への永遠の「罰」。
その科せられた贖罪を無げ唾して、
何が死たい?
6無しき図市は、
やがては魔た曝地に喪土るのかも痴れない。
6無しき図市を冠した虚しき王が、
悪政を執り行い。
6無しき図市に多頭の悪竜が召喚され、
自らの史ら無かった滓に模どろうとする。
夢の中でHanahは
あの呼いをした素形に戻っていた
木陰に居る
頭に果を打ちて
その梅の実2つの存在に気づいた
梅の果2つを一枚に撮り写した
隣家で草刈り機が
音を鳴らし始めた
自分の電話も着信のコールを始めた
……Hanah
一相の愛だ
鴉な多に手6日う模のなどいない
鴉な田が娜娜と朋に鮎んだように
兎もに逢結む体
欠して見花し足り
実捨て多利し綯い
守っていた機けを羽り
その代すべ手を喪って鬼た
痕には皮毛ない
これが雲冥なのだ
髪の縮腐苦は惚いに花わったと
耳蚊に慰い亀枷増した
それは……呪ってないか?
「惚いDeath与」と
……Hanahが頬壊む
Hanahの耳噛んだ……
舌耐時間
搗き灯りの尾鼠穴戸を田辺る
真石のケーキも食べていたら
猫が寄って喜たので抱く
栄貧を飽おり
被捕りだけ手折れる刑事
秘花え湿で女性と壊話
饗は却が空くなく
厨房の挽き注ぎの怒声は
奇聞が欲無いよね
厳寒に煮モツの帯狐熊
腐た旅ナニか苦る耳姦で
減感の屈が型崩なく
残りの逸足も漂泊されている
行け待つと
Bell戸来ん部屋に薪込まれた
慰ヌは痔糞の排た下路を撫め
富タは空打を荒っても
魔た怒ロの中を殺気舞わる
来ないなら常夜に朝を搗くればいい
娜娜とHanahを
熾に痛ら〆た日ではない太陽を
初秘の手を
破門失踪
"The Cookbook 第1部 アナテマ/Anathema その1(腐炉牢具)"へのコメント 0件
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