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元気がでるネタ本

西向 小次郎

「自損は治さないと決めていますからね。」

ルポ・ノンフィクション

1,076文字

♪.

「ヨーモニー」

 


 

「実は少し言うことを聞いてもらおうと

考えています。」

 

「それというのは??」

 

「ええ。それが出来ると

私の評価が上がります。」

 

「逆らうということは殆どしませんよ。」

 

「太郎さん。コチラへ。」

 

 

 

「山本太郎です。」

 

 

 

 

「それであんなところに…」

 

「さすがね。もう気がついているなんて。」

 

「どうも大病を患いまして。

専門医の居る病院へ行く最中に…

たまたまですよ。顔がパンパンに

腫れ上がるっちゅーか。そんな感じで…」

 

「僕には何かを監視しているように

見えました。ギロギロして、強い顔して。」

 

「顔面神経痛も少しあるんですよ。

なにしろずっと緊張しっぱなしで、」

 

「そうよ。太郎に失礼だわ。撤回して。」

 

「いやいや、いまのは事実を

述べようとしただけで、

嫌味の意識はありませんよ。」

 

「当然そうよ。なら自然な流れで

撤回したらいいじゃない?

身分が低いのよ?長々と話すわけ?

色々と感染りそうじゃない?

わからないの?身分が低いのよ。」

 

「や、谷田部さん、もうそのへんで。

私はまったく気にしませんから。」

 

「身分が低いの。肝に銘じなさい。」

 

「…わかりました。」

 

 

彼は結局撤回をしませんでした。

それが太郎の自尊心を傷つけた。

国益の損失と見做されるはめに。

 

 

 

 

「気がついているとは思いませんでした。匂いも殆どしません。髭が多少気になった程度で…」

 

「彼はお酒を飲まないの。」

 

「少し発酵した匂いはありました。

なるほど、体臭が多少あるようでした。」

 

「そう、彼は体臭が少しキツいのよ。」

 

 


 

「まっまっまっ、

身分が低いんじゃ

仕方ないわね。」

 

 

 

「人気を集めようとしてヘタこいてるんでしょ?」

 

「そーなんですー。誰も教えてないに。

勝手にですよ。身分の低い人の典型。」

 

「体臭もキツい?ツライねー」

 

「太郎さんも発酵がすすんでるとか、

言っちゃってました。」

 

「納豆じゃないんだから。」

 

 

「やっぱり大問題だ。」

 

「ロイターから情報が漏れてるって言ってるぞ

冗談だよね??」

 

 

© 2026 西向 小次郎 ( 2026年7月20日公開

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