透明なガラス板に炭粒を吸った明度の愚論など、あかぎれの指の付け根から先がないから。仕置の膚に熾きる続けざま、手口が翌よりもこればかりの、視線ようで、
〈視界/思考(結芽)安穏/癒着〉
私のためにめいっぱいしなびた雑談をはじめる。ホシバナ/とかいうような 感喚はいたどた靴。とは 抱いていた/嘆きは置き換わる はるか頭上へ
まわれ。
地球儀に溜まった炭酸水に限って使われるバラ色の雲がセルロイドのよう剥がれ光っている。
これらワンパターンな言葉をひとてまとつんで立ち上がるように 騒ぎばかりがしばらく解き明かす日々の吐息を、類いの名に架けて身をくねらせる。
もっともノスタルジア。
大きなものととらえ、織り破く 削いて酌む/あるいは潔く伐る、と細やかな集落の背後で彫波の通り過ぎる/ように・おもう/露面にあるときに照らし合わせて。
この雨は停止せず通り庭、瞬間は黒白もの水滴くもかすみ、まだ枯れえだのような符の迷路。駐車場は口をあかない。トビラは蛇行するただ下流にむかって海についてしまうから、この足で走り続けると遅滞する、
アワーグラスに眠るさま。
とけいまわりに声をしづめて嘲笑。
東の外れにある非常階段に、残念だけど時間が止まっている 無数のせせらぎも天鵞絨にくだらない 一心で。
空間を取り腐敗したつぼみが脳裏に痺れを齎す、けれどうすぐらいとこから映えるはなやかな暮れ紛れに、言葉でも音楽でもないものが ついこの間の人並みにさらわれ、白い砂丘へと拡がるだろう。
また、仮縫いされたあとに糸を抜き、その穴だけを潜る。消し炭色のパネルの”panic!”の効果はマタタビに劣るとは思えなかった。逆手で切れ目を入れ池の畔で微睡んだ、菫もヤモリもがらりと苛立てる。厭気であれ睡魔にみた、みえないようで失くすことではない。
しかし茹だる。
コチラからあちら迄、角ばった自死じゃなくて、箸もなく、手を付けようとも。目的地だけがくぼみを残しているヒトビトで。窓から差し込む看守ではない。
摂って放つばかりのヌケガラが壊れる、まさにヒカリ。
薄明かりのわずかな帰還だ。
ビオトープで泥度なく間にやどる。春、そこへ。また汚れたあなたは、揺れる気配。(光の輪の外に。ただ、風が/ようにすれ ちがう――胸のガラスに触れた→吹く。と、足をぼんやりと もう抱けて、吐息がヒとポケットのなかで凝縮した。心臓はまるごと(粒子ごと掬いあげて)靴底にこびりつく。
ただ重く目を細める、雑な千里眼ででっち上げた確信を持ってたくさんのひとをむかえ、動物的舳先において屈服させること。日々は嗅覚をあけずに飲み込まれる。しかし一度に行なわれると、闇雲にふれたむとんちゃくな膜に、ことに風が和えるようにきな臭く飛び出していってしまった
これはまた煙のよう、見飽きない羽の白痴器、香はよく燃える。銀紗の甩。火をつける。焦がれていた。天空の展望台は輝く街を眺めながら。そのひはくれてきた、とでも言うだろう。
こうして奇術師は殴られたはずなのに、こんなに孤独なのに未来は輝いていたのに。目を閉じて考える。そのうち十字架みたいな形になって欠伸する。どうせ時間的間隔をおいてちょいちょい真っ直ぐな井ノ口に餐まれ。おもし白磁の底で、僕ら星星は、肌に触れるとモノノキを解くよりも、あしらわれた古代の森から微風が均しく背伸びして触れ合うと、より甘いものだ。
ただこの倉庫にある中庭は決まって嘘ばかりつくのが遺憾。
症はあつみだまし、混し口実よ。
(また埋もれていくのか。砕け――)
賞玩の卦とあって、潮騒が満ちていく。
是を鎮めることにする。振り向くことなく。
しぶきとなって、飛び散る。
この手を滑り落ちたか、飲み下したか。
さてね。浮き草も徘徊する。なんも繋がったことがない足元の影だけがやたらリアルで易しい。綴じ併せて漆喰の選華と取り結んだようでな。ふわりとかおる、夢のような悪夢だ。
なめる吸うしごく摘むひろげる从って/煮立っている、うつわ、いくつか漏っています。
うっかり果花が恣意ても咀嚼して愛でているの。それは”あかいかじつ”指先に残るのは、がばがば。或いは、濤声で濃いインクで、卑猥な信号で柔らかいもので……証がない血熱だ。
命など祈りとか一端の履歴を、なんの脈絡もなく畳んではしまう。煌びやかな呪いを歓迎する。愛や情などという。脳のバグに快楽を流し込んだDNAを説明できるほど、単純化した構造では、所詮花と獣の交配を初める夢に、ぞんざいに日常を投げ出した足で有るからして
こうして口語を上下するものをつくってるの・こわしてるの、いったい天が下 潤ませてだれが弾くの。ように漏れる、いまいま思惟、篩うだたって。
”のんびりゆったり。ひねっておいたり、みづをはって”苗木側ひらくとおりで斜めからうかがう。ずれているVenus/まろやかな哉生明。めくじらの奥底で揮う、灘に暮れ岨に降るか。未知さなか、立ち尽くした細舟で下る。おのれ永遠の一瞬を追って誣いるあいだを。
欠ける計の針だけが涼風化した皮膚のうらを視たことがなく疾走る史。
そのみしるし。あなたもわたしも、また ゆっくりと貝殻を探していますか
だだ縦の目地の貢ぐあたりに流れ経る下らん風野夜な、裏地、朝になり根を下ろしていった針と糸、ぼお立ちに手を握る、伴に待ち、裸、くたびれて、陰日向に咲くが、梁を失くす韜晦
(アタシを見て/わからないか/もっと気が利いたことを 〈いっそのこと。〉隠して/放射せよ。//ともさって/能動的に背負われ、/こめかみに沈み/破損するから)
ひじょうに沢山の接合の定点があるはずの静寂に
あんたらの、わたしらの、違いを願うより聴き惚れて
互いを愛撫する箍の慧を貪り続ける愚者において
寧ろゆっくり眺めていることも、拙く愛らしくある
まあまあ焦るな。なんて穿って、いやいやゆめだって。導管へうち捨てる艸がある。雑で狂人で顔の代わりして煮付けて。びらびらと舞っていればいつかどこかしら急かされるように、指図されるふうに、五味の夜摩、あるいはシコウ。
積み上げられたサンダルを脱ぎ、蜜誤などといった骨壺に、まだ兼もなく、人気もなく戯けたんだ
なんて本質は比射すカラダと(仮)にするなど。
胡散臭い人形が一匹還るの臨床を引き起こしている。ギチギチと斎の意図を自ら裁ち切りながら、最後の最後まで、つちのうつわである。このヒトガタを模した器のなかに、見上げ掲げたところで、いったいどれほどの価値が見いだせようか。
まあ、すかして、みよ。と降り仰いだ。
どうせやみくもに腐り落ちて、いただきに骨だけが残るその意味を問いたい。
惚れた腫れたに切って貼った脱いた針では形にはならない。意図にも気つけにもならん。薬にも至らない、歯ごたえもなければ軟弱さも面白みもない。ただ潔癖なそのしろさに、どれほどの重みがあるのか。溶け残る苦味に意味をあてがい、今は風雨に曝され空虚が広がり続ける、ただの余興のこと、勝手な風変わりな餞別である。
誰に? なにをどう網に縋り、よりかかる虫螻もまた、脳はなく、ただ衝動に、いや循環にかまけた塵芥の肥やしである。
ヨイ意味でこの文字列を葬列、とするのなら(私はそう思うが?)褥の土は鎖に導く、ほねぐみを露出させている、あわいに雪ぐ棺の謂れであり
不知氏螺図の人形面は一願をよく映す鏡のような眼窟で、とおく俯瞰してみればよろしく、感覚も感情もなく、痛みすら滅びたあとで。美しい調べとともに、視界に映すべきだと、わたしは信じている。戯れ事だよ
奥底まで見渡せる眼光を殺した罪に塗れ、魂をいつでも状と成す。一歩進むたびに、土を踏む。祈りを命を美しさを、折る、茎を口元へ運ぶ、噛み潰し咀嚼する。
もごもごと白濁とした細めた瞳と頬染めた黄昏色はどこまでも碧く青臭く澄み亘るものだと、木々や土塊もこの胸にいつまでも無言の刃を刺し向けるのだ。
ひかり。この鋭利な寒さよりも、春から夏にかけて。
ヒカリ、怖ろしく芽吹き腐り育む恵みの永久に、惨華と名付けてしまいたい。日々変わりゆく命の尊さより、儚さのほうが記憶に正しく、苦しみと痛みを永遠に残す気がした。
光。この意味は玄関の右手にただし臆病者のうむは問題ではない。門は開かれている。ただ確信を持ってたくさんのひとをむかえ 寝たり起きたりけだるくごろごろしている。
意志は、欲もまあ空み、少しずつがちょっとづつ続いてきて 急にすくえない 闇にとける ひび割れたコンクリートの壁をなぞ手探りの間隔ばかりが。その力強さ、無力さ。ひっそりと仕立てたもとに手にして持ち運ぶ、腕ずくの距離が。また柔らかさを嗅ぐ、
いま穿つ点々とひろさを鑑みるなにか消し去るだけに。赫.のろのろと巡回するときに、丸暗記した、発達したからだつきで。結びつくなら、
改.停留所まで素数を数える
多くのものを集めしまっておくこと。鯔背イナセ裾野はこぶいながらにして持ち耐える、どうかどうか(演繹⇅帰納)或れも戌の日につれ銃を打つ。おおいない形"すべ/すべ”波枕、目指して。銘木な肺経に関与する言葉の屍体を労る。逃すのだから/振り上げた斧に相違ない帯び、へこませる自在。
指の聲。
塩分を洗い流し自ら立ち上がると一度きりの人生で、鯨のこどもが汲み干された、たとう紙の胎壇。黙り込んでみて、
とくべつ生きてること、)
と(変わったことはない
難い患部が音を為さずに姿を消したときに散らばった
――退かされた真貝だけを接吻と緒として
まるくうずくまる、いしころがし。独唱
たとえば眼の前にゆれるひとしきりにぼけた視線を落とせ/こあゐ/粗い目が意図のように覗き込まれ 躍っていくの/踏まれるたび、幾百もの小さなスピーカーから溶けたパンプスが紅を含んだように強さを増すのでしょうか
表面的な部屋の中は吹奏のようなもの。みぎわに開化した、汀に槐が浮いている、それに眠り人形となづけ水鏡を覗いているもので、着岸したばかりの頃を香料の残骸と置いた。余波、余羽、鳶口ばかりでひっかける。賛華ではない。ものが灼けるときにあがる、悪徳な気配だ
慌て除けた乳臭い女の寄製蟲の空欄に足す、非常に痩せてきて、サンゴがこすれた/焦げついた/赤土の現場を、不自然な厚化粧ほどしたしの縁からなぞるように、いぢくっている。
事実を曲げて
虹色の油膜でも像を結んだはずだ。
整理する、うたわれる。身の上話でも群生しているシンボル等
レインコートは騒々しい物音に想像を服毒し排泄する。
幾重にも生々しい泥濘に孵る縷々。
過去の水平線が輪をつくるぬるい水に浸された鳥は
いまを思い出したもよう。
エンディングを撮影するフレームは蝉時雨、ハウリングが平らげる程、よくうたう。生け垣は汗を流しながらよりよく焦げています
懐.ひかり。と(仮)集めるなら。アメダマはなめらかではなく抵抗があるようす、甘く苦く硬く。ランプシェードに道草しないで/かるいものが微風に揺れて触れ合う。喉を潤し。廻る戸口に停めたゆびを湿らせ。からだじゅう深く眠っているシガラミの片々を、骨組みと中る リビング脇の傘がフックにぶら下がっていたけど。
大型な動物の匂いで手足を震わせ導かれる先がどこであろうと間違いはなかった。しぶきがかかり真ん中がすり減っていく重い空気の暑さがこたえた。運命とかいう成り行きが、静まりかけた力に寒くないって聞いた。
白湯に砂糖をとかし、抱え、濁りだす間隔を押し殺して。とけていく。なあ返事もなく怖い。もう踏み外したデッサン、目と鼻のあいだに沈黙のあと。熾烈にもみにくいもの。始解の中心を固定する平然とぐるぐると醒ました。振りほどこうにも、底には多々あたりまえにひかりが満ちる、侵略の初夏だ
ビオトープで泥度なく我に愚痴る。そこへ飛翔、また穢れたあなたは、触れる気配。(光の輪の中に。ただ、風が/ようにすれ 躱す――胸のトビラに訊いた→吹く。と、腕をぼんやりと もう抱けて、気息がヒとポケットのなかで沈殿した。臓腑はまるごと(胞子ごと採りあげて)靴跡にはなひらいた
禱――手足を除いた舞文、壱を違える、樋に反した雨が盛んに腕を組むところ、はしがきに憶える。一閃一千に息を弾ませる、ときにカルテット。梢の銀器が打たれる、なんどでも熟れる。
くちよせる、浪に従い綴っていく。通達するまえに押せ! 圧せ! 小節の一種がきっちりきっかり。すきまないばかりで弛く撓るから、よく燃える、
いつか灰雪も金屎だ。
窓際に鋭利に飛び火した読みかけの札を取れ。ギリギリの端っこまで煙たくって凍りついていた使用済の文字列が解け、みおくるしだい。先に歩を進める/耐転する。甘い埃の薄荷はところで金平糖に舌を垂らすと、
――おし、まい――。
ただ口を開けるな
ただふるうものに呼応せよ
こうるさく盲せよ
ただ、生きて、行け
"モガナ。 "へのコメント 0件