ながく子供じみた一等星が奥行きを知らない図式に腰掛け、
どことなく遠忌を見立てるため 捨てたはずの杏をつつく、間際
印字されたわたしの体裁、対して張り巡らす包装肢。この樹洞は名残り ふたつの座標軸が交差する。ささやいた幹は触れてもあつくなく、そら、天の川を背に焼き捨て、ただただ慄いている
くるぶし。浅葱色を求め、ざんざんと一筆、書き飲めば独自の香りなり。偽りの緑青だと糸を離れ、速し、所以なく反響する。多く比べると小さい星型の、なんだ 複葉の蕾に黒く、
雪の沙漠の過去に好ましく、最もほころびかけ 残念な七色に千羽鶴は腹黒な印象を軽くつけるため、厚化粧の高さ違いに運が良ければ日陰とみえる。この身の意識は砂の溶岩であり、広げられる朝もやも無理なく。
立ちはだかるなにかは正面に崩れだした 明日こそ滑り、たまり場に置いた日の出、
水車小屋にて。ほら、野鳥前年。
羽ばたいた平衡は力強く、唯一の柘榴を弾く。癖があり棘あって複雑でおもしろく扱いにくい
この肌に疼く(ひひらぐ)。その反転、そこに誇らしげにあるのか かつて采の目だと俯きがちで呼んでいるのか
ややこも少年も仮想摩擦にそだてられる。ほどいた鍵穴に反射光を流す。齟齬暗号を麻手袋を可視化してもって、深呼吸。無垢な心拍数は残酷にばらつき、
感情は――
落ちていたしろい華。
是で自白「苞」お別れとは 通りすがりに。
大きくブレた雨が内向きに斜めを置く刻印が
まるで鮮やかな殻を含んだいわゆる原型は
微動だにせずに
忽ち
あおくなるから、
こわいの。
〝私から愛したい〟手指、皮質で光沢を重ねるため、悪く、また、水孔雀の可溶性『赤・橙・黃・緑・青・藍 ・紫』不当な肩で風を切り耐える基礎だった、秘密は自然と裂けるという。
ぽんと投げ込まれた本音を見よ
雨上がりの山につながる凍らない向日葵、戸惑いながら、わたしの瞳にあるものを探し、迷宮、意外なほど 紫燭となり落葉する、麦の穂だけは自由だ
飛び立つ枝でもすればなにも退避タジロがずにあり、万両のガラス玉は濁るのだと知る。触れ合うほど計測不能な雨傘では、今では。無造作に肌の上を滑るだけだ。琉金と突き出した部位、細やかな花終わり 木目地の身丈には違和感の憶え、ぶざまな均衡だろうと戦慄く。
そこら中を弓なりの反り、
〝水の泡よ おもい うかべる〟
語りつくせぬ、虹の性質を象徴とする、光がよれていた。
極秘に至れば、敬遠する、軋轢直後は糸状に伸びる。なめらかだが余命強く 名に反して左右で異なる。またカラクリでもある夢幻泡影。空け染めぬうち 名残はいまや かすかな目交ぜも足を引き摺るよううちがわに取り残された、眩暈にある。
また――馴染み薄い。
幾筋のも天涯
ざつおんの骨。縮緬の、羣青のひかり
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