卵の焦点を朝食に口を挟む 吸血鬼の乳牙を 屋根裏に降らす老執事はにこやかだ。今際には庭園。再演の一つを銀蝋の皿に移し 差し上げなくては成らない生涯がある。こそと抜け出した狐火が未だ帰ってきません。喚きはじめた銀の鸚鵡の あの幼女の、死が黒猫に擬態したものに近く 雨漏りを眺める。
あの一等星は天使か妖精か。
季節外れの花火かもしれないなあ、
紫陽花はいつだって それこそつららのような藤だとしてさ、そちらがわにある目覚まし時計はなんというか。なぁ 見開いた夜の森 瞳を伏せた無償の愛 憐れな灯台の下で待ち合わせる、もしオレンジリキュールに融かした理想でも羞恥でも言葉にならない犯人を演じている、
そちらも?
~風呂の中に女の遺体を置いて~
誰のものでもなかったが見ず知らずでもなかった ちいさくておおきい存在が合った。それだけの生命。園芸屋で一揃えして土を被せ、随分待った、ここまでの記憶を。500件ほどさきの呟きを断捨離して、捏ねて水増しされたバイバイを装飾したあかりを求め、フラフラするでしょう。
今ここに仮面で覆ったから、
チークは頬 コーラはカレシの頭に降りかかるの。カレーは飲み物 饅頭はこわい、じゃあ私は? ポップアップストアはオフライン。ゲーテの詩集でも雨晒しの 寂びた公園のオブジェに。真っ赤な傘で雨宿りする少年少女はしゃがみこんで今にも別世界、攫われそな夕焼けが拡がっていくのに、
私といったら――
喉笛が裂かれるよな接触を、呻くばかり自暴自棄と、真っ青な氷の刃がオウム返しに迸る、嫉妬舟だってよ、失態をなくした喜劇の湿度とバランスを取る、おかしなもんだろ、睨みつけてもにわかに秋の色が見渡せるのが。
あゝひっきりなしに花は咲く。至るところに目をとめるのだと。つんとしてこの胸に遺されているもの。
指し示した Section
盗掘、
された岩盤を便りにひび割れを数える茶柱であれ巣する あれはこれはどうとでも棘のある花だったよ 毒のある魚川を挟んでは 根も葉もない噂にすら流浪葉は 母は。円と絵を挿してくだされ(場)今に痴れ 今になって斜す、水域樹の野地にある 我等じゃ、
白い山羊・黒い羊に飼われる あんたじゃ
認識/囚われるだけで
手足を伸ばして野を駆け回る自由を得る
その姿があるかぎり、それを映し出す眼差しに、私は指揮されているのだと、ほら視界に、わたしを偽造したワタシが徘徊する、アンタの隅に、あなたの形を用いて、カナタの思うような、某と躰を擦り抜けさせる。
瞼を下ろして只、眩しいだけの朝日が。
自分を意識下に置いたら 最後、
私は私を手放すことになるのだろうな
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