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奈落

吉田佳昭

痴れ者が一番得をする。別に、それだけのことだ。

タグ: #哲学 #散文 #自由詩

184文字

躯もいつかは消えてしまう————そうだろう?

 

嗚呼、僕は奈落に向かっている。

長い時を流れ、隤ちて隤ちて——

そうして僕は耐え難い苦を無理に耐え忍び、

最期は浄化される。

だけど決して救済はされない。

救済は————

思い残したことの消失が不可能にさせたから。

 

美しき桜の苑、諧謔的な結末はやはり心苦しい。

誰も分かり合えぬことの示唆……

 

 

© 2021 吉田佳昭 ( 2021年7月28日公開

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