
このことがあった後と前では空也は全く後戻りできないことに気が付いた。それが、その日であった。
その日と云うのは、空也は両親が出張で家を留守にしているところを見計らって、実家に既婚の女を連れ込んだのだ。空也は未だかつて女を知ったことがなかった。
女は主不在の家に空也とずけずけと入り込むと、空也の部屋にあがりこんだ.
空也は何も考えることなく女の後についていった。
女は空也のベッドに寝転がると、くるりとベッドの上を回転した後で、陽気な声で「空也くんもこっちおいでよ」と可愛げな声で笑った。
空也は女の横に体を横たえると、女のシャツの上から抱いた。
しかし空也はまだ女を知らなかった。そのために空也は躊躇した。ゴクリと音が聞こえるほどに空也は唾を飲み込む。
女は相変わらず莞爾と笑っている。
「据え膳食わぬは男の恥、よ」
女の手が空也の手をとり、自らのシャツのボタンに空也の手をいざなう。
空也は──ほとんど何も考えなかったといって好い──その手で上から順に女のブラウスのボタンをはずしていった。
現れる女体のきめ細やかな肌に空也は見とれながら、すこしずつ女の衣を剥がしていった。
女は肌着をつけていなかった。空也がそれを剥がすごとに肌色の面積は増えていく。そのなまめかしさに、空也は勃起を抑えることができなかった。
「ここ、かたいね」女が言う。
「……。」
「私、寝バックが好きなの。」
女の上半身は露わになっていた。胸は大きいとは言えないが、日本人特有の綺麗なお椀型をしている。
空也はそれを眺めながらジーンズを脱がしにかかる。
「あはは、あたし、こんなに濡れちゃって、」
空也は無口である。
空也は女のすべてを脱がせ終えると、自分はジーンズとパンツだけ脱いだ。
空也の真白なシャツは興奮で汗ばんでいる。
空也はすべたはだけた女の背後からヴァギナを見た。
「きて。」
空也は女の中に入った。女は喘ぎ声とも呻き声とも言えない声を出した。
「ゆっくりね、そのまま、すこし……大きいから、そのまま、そうしたら入るから。」
空也のモノはそれだけに大きかった。
空也はじんわりと自分の弾痕に粘液が絡みついてくるのを感じた。
──動けるようになった──
空也は無我夢中でヴァギナに男根を挿した。
それは腰を振るというよりも、女の腹に男根を打ち付けている感じであった。
女はそのように打ち付けられるたびに「ひゃっ」とか「ンっ」とか声を上げる。
空也も高まってきてさらに女の腹に男根を打ち付ける力を強める。
空也は女の片腕をとった。
女は「そこ好い、すごく好い、」と息も絶え絶えに埋まってしまいそうな声をあげる。
空也は女の片腕を強く引っ張った。
──そして──「いく、いく、く、く、ん、く、いく!」
空也の精子は女のヴァギナの中にすべて飲み込まれた。
空也も女も避妊などしない。
女は満足げにヴァギナから精子がこぼれるのをそのままに笑って、
「空也くんの初めてもらっちゃった」と言う。
空也はあまりの快感に呆然としているが、女はそれでも笑っている。
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