短編から長編まで、多彩なジャンルのフィクションが揃っています。破滅派らしい物語をお楽しみください。
雨の夜を走り抜ける。川の流れる方向へ。川に流されるように、降りやみそうにない雨に打たれながら。
1 見渡す限りの緑が、改造された四輪駆動車の窓の向こうに広がっている。爽やかな緑ではなく、今にもすべてを飲み込みそうな毒々しく濃い緑に見える。進むとか引くとか、あるいは逃げ場とかを考える余地など…
日誌は、正しい。ただ、数えるたびに、誰かが足りない。
もしもし、こちら交換。――あなたは、まだそこにいますか。
1. 早朝、かみさんがごみ捨てに行ってしばらく帰ってこなかったので心配になって見に行ったら階段の踊り場で、まだ生きてピイピイ鳴いている雀の雛を見ていた。昨日より元気がなさそうだが、嘘をついていた…
僕の人生は誰にも知られることなく、僕の顔は誰にも覚えてもらえず、僕は何のために生きているんだろうって、ずっと思っていた 最初は学校という場所が僕の存在を消しているんじゃないかって思っていたから、…
僕の父に介護が必要になった 「 … 」 母は認知症の父を自分が介護すると言って、近くの在宅介護支援センターに電話し、ケアマネージャーと密に連絡を取り、自宅に介護に必要なモノを揃え…独りで頑張って…
写真を手に入れたリリィは、老人モロイの探し物について尋ねる。モロイが語る過去は、横浜桜木町で軍楽隊を務めた頃の話だった。「弱さを隠す事が出来れば、其れは立派な強さだろ」全編七五調のみで書かれた衝…
私小説風。ただ出かけただけの話。
気持ち悪い…何であのオヤジ、犬みたいにクンクン匂いを嗅いでくるんだろう プレイ中私のカラダのありとあらゆる部分の匂いを嗅いでくるなんて…本当に気持ち悪いわ 私は時間が早く過ぎてくれないかなってい…
(第14話) 駅で内田と別れた依本はぜんぜん呑み足りなかったので、「大葉」の暖簾をくぐった。 いつもの壁際がうまい具合に空いていて、落ち着く場所を確保できたことに満足する。…
ワタキミ的アイスバーグ作戦〈11〉
霧のせいで全てがぼんやりと私の目に映った
『Amazonの段ボールをヴィリヴィリ破いたら~、ヌルヌルルサンチマン近大マグロでした〜。チクショー!!』(https://hametuha.com/novel/80986/)の続編です。妙に殺…
破滅派20号「ロスジェネの答え合わせ」応募作品。
一九三〇年代の上海。享楽と悪徳が支配する「魔都」で起こる連続殺人。暗躍する男装の麗人・川島芳子。彼女を追う日本人記者・田中清一郎。そして謎の美女・阿蘭。歴史の転換点となった事件の真相を描く。
實話です。不思議體驗系。然し此の後の僕の人生を思うと此樣なの全然不思議な話じゃなかった。
習作。「ぼく」ことハルキが必死に否認したかったものとは。
破滅派は同人サークルから出発していまや出版社となりました。
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