二〇二一年 一〇月二七日
園田さんの父親は自殺だった……。そして明らかになる園田さんの政治への想い。
園 昨日は、お母さん、結構酔っぱらって帰ってきましたね。お酒呑んでたのか。
牧 お酒呑むんだ。
園 呑みますね。
牧 お母さんは酔っぱらったらどういう風になるの?
園 どういう風にもならないですね。
牧 普通に機嫌が良くなるというか。
園 そうですね。
牧 もう今日も行っちゃったの?
園 行きましたね。
牧 お母さんはもうタクシーの仕事辞めてるの?
園 辞めましたね。お酒呑んで気持ちよくなって寝ちゃって。三時間後くらいに、お母さんのオムツから、漏らしたら、シューって音するじゃないですか。寝てるから、僕が取り換えましたね。多分取り換えたの気づいてないと思いますね。
牧 気持ちよくなって寝ちゃったからね。他は気になることある?
園 他気になること?
牧 まあ、言いたいことでもなんでもいいよ。代わりに私が聞くよ。
園 言いたいことがなんだか思い出せないというか。
牧 猫がね、キーボードに乗ってくるんだよ。
園 ああ、そうか。
牧 仕事、探してみたかい?
園 探してみましたね。
牧 おお、一歩前進だね。
園 そうですね。
牧 どんなものを探してみたの? やっぱり私が言ったテープ起こしとか?
園 そうですね。
牧 凄い前向きなことだね。どうだろう、できそう?
園 うーん、ちょっと難しいかなって。
牧 何が難しそうかな?
園 なんかその、なんていうのかな、なんか文字を、文字起こしみたいなものを初めてやるから、うまくやれるかなと思っちゃったり。
牧 まあ、ゆっくりやれば大丈夫さ。結構あったでしょ? 仕事。
園 ありましたね。
牧 文字起こしはね、とにかくゆっくりでいいから。その、なんていうんだろう、録音されたものを起こすだけなので。パソコン練習も兼ねてね。
園 そうですね。
牧 ちょっとは気が散らせると思うよ。
園 そうですね。
牧 昨日お母さんが帰ってきたとき、酔っぱらっていたから、無理やりにはしなかったんだ。
園 しなかったですね。
牧 よかったよかった。
園 本当はオムツ変えるときに挿入しちゃおうかと思ったんだけど、辞めましたね。
牧 なんで辞めたの?
園 うーん。もし途中で目覚ましたらどうしようと思って。
牧 でも毎日ヤッてるんでしょ?
園 はい。
牧 そしたら別に目覚ましてもまあ怒りはしなさそうだけどね。怒るのかなあ。
園 うーん……。どうなんですかね。
牧 毎日ヤッてるのはお互いにハッピーな感じでヤッてるんだよね。
園 そうですね。
牧 でもさ、結構お母さん出て行くの早くて、朝か、ヤッてるのは。
園 そうですね。
牧 逆に私に質問とかある?
園 うーん。質問。例えば寝てる間に、あの、そのおねしょしてて、オムツ取り換えてる時って気づいたりしてるのかなって。
牧 あのねー、多分だけど、気づいてると思う。だけど、言わないだけだと思うな。まあお母さんも酔っぱらってるわけだし、多分セックスの体力はないと思うんだ。だからセックスに発展しないように、寝ているふりをしているというかさ。
園 ああ、そうなんですね。
牧 私は結婚しているけど、酔っぱらったときとか疲れているからしないもん。
園 ああ、そうなんですね。
牧 最近一番嫌だったことはなに?
園 最近一番嫌だったこと……。嫌だったこと……。なかなか思いつかないなあ。
牧 じゃあ比較的良い状態なんだね。
園 そうですね。
牧 落ち着いてるってことだね。
園 そうですね。なんかもっと可愛いオムツ履きたいんですよね。
牧 でもさあ、私にディーエムで送ってくれたものは可愛いよ。
園 あれはオムツカバーです。
牧 あ、そっか。ああ、じゃあ、そもそものオムツが可愛いのがいいんだね。まあテープ式だからそこまでバリエーション無さそうだもんね。
"【特別インタビュー】365日、母子オムツっ子の記録"へのコメント 0件