真・球体型電波塔第百五十六階。

巣居けけ

小説

8,756文字

一体この不確かな室内はどこにあるっていうんだ?

連結と帳……。新聞紙で作られた実家……。惑星と惑星と惑星ではない透明な色の球体の行進……。作曲の家庭……。忍耐と帰らない街……。最後まで生き残っていた社長……。
「奇声と大地? え、正解と帳? もしもし、雲梯ですか? 掃除屋さんですかい? アルミホイル? 電波は貫通して心と心臓と脊髄の全域に届きますよ。それとも医学ですか? 理解を超越した新聞紙の細かい文学が読めなくて漏らせなくて吐き出せなくて……。太陽と臓物と肉を切るための温かいナイフとそれから……」
「始まりの香水と建築たちによるハット的抗争とぎらついた扉! 未来! ちぐはぐな授業と教室が崩壊して飛んで行く音! 改定!」

衣服を切り裂いてカッターナイフの名称を変更する市役所の噴水……。泥を吹き出す人間たちとトリカブトの粉末と白米……。「丁寧に帝王切開……。私は失敗を知らない……」

乙女のペンウィー・ドダーに毒牙が迫る……。究極のレズピアンが逆立ちでペンウィーの舌を舐める……。唾液の風味が脳にまで届いて畜産を発令させている……。五指とそれらを超越した隔離閉鎖と眼球たちによるパレード……。「音楽で人間が救えるとでも?」
「それは心外だよ。まさに音響の関りと大学専用のメスと人体実験のために集結した通話の電波……。排泄物と電車と二つの車輪が止まるべき駅員のはげた頭のような卵黄……」

河童たちが全裸の女の脇の毛に群がっている……。母親が靴のままの姿で室内を闊歩する……。二度目のスイッチを連結させて地底がひっくり返る自慰を遂行する……。授乳の喜びと光沢感のあるベッドにサインが記される……。お湯で浮かぶニ十分だけの要塞……。
「不気味ね……」
「どこが?」
「もちろん! 派手すぎるラーメンみたいなね!」

そして生き返った田中がバンジージャンプを決定して壁の崩壊に一つの粒を垂らす……。倫理的な爆発……。消化される胃液と松明……。二時間だけの帝王切開……。「私は失敗を知らない……」
「無知ってこと? 厳しいね……」
「オペラ歌手だから……」

自動的な孤島に舞い降りてすかさず調律師を呼び込む村長……。火焔の小さなほころびを選択して穴だらけの人体に住まう都市の出身者。

軟体動物たちが迫ってきてコンビニエンスストアの硝子を破壊している……。数分だけのパーティに出席して全てのワインを飲み干す……。輝いているアルコール・チャレンジたちがおれの耳介を突き刺してねっとりと貼り付いている……。おれのスカートが人間らしい言葉遣いでまくし立てる……。おれは二度目のワインを注文する……。キャタピラのスカートが腸のような香りを漂わせて女の人体実験について話す……。理解力のあるコックがぬめりを指先で演出してゲームのようにスカートに持ちかける……。腸の香りが強まって全てのワインが蒸発する……。
「しょうがないね!」

博士のような見た目の白衣が廊下を歩きながらスケッチブックを取り出す。すぐ横の硝子越しの女児の下着を連想してクレヨンを走らせる……。二度目のパーティが開催されてスカートがすかさず反応する……。

科学の発展と無言の圧力と鍋と色紙などの溶解……。沈んで消えていくアコースティックの解体の因子……。遺伝子を挿入して洞窟の最先端に向かって会話をする……。独りきりの消火器に赤色と空色を同じ程度の割合で示す……。液晶画面が自動的に消灯する……。おれは白衣の裾でそれらを叩いて歯ブラシを読み込む……。
「ちょっと! 不安死しなさいよっ!」
「はっ? 何が?」

そして揺れ動く陽炎のような会話の例文と提示されるべき仮面たちの男……。医療関係の四角い入れ物にキュウリを挿入して刻まれた塩水に肩まで浸かる……。連鎖して消えていく列車のような高速の車輪の後味……。「鉄の風味がするな……。これは鉱物か?」
「お前、このまま行けば確実に宗教の餌になっていたぞ?」
「僕は滑り台だもんっ」

そして一輪車のままでブランコの中心に乗り上がる男の不定期な正体……。テーブルに落下して木片を食らっている蝙蝠の長身……。
「おもてなしの精神さ」

巨大に表現された椅子と机とテーブルと数学的な配置……。野生のサイと死体愛好家の老人と全裸ではない百足と内申点の移動の仕組み……。都市伝説のような黒色のストッキングに頭を入れて窒息死している教師……。向日葵的暗殺者灯台登場即死連結骨折解除方法提示作戦開始……。
「どうして文字列で感情を作るの?」
「こんな文章じゃ幾千の眼球を相手に出来ないよ……」

虹が跨って花々の枯れた先を見つめてる……。注射器の中身を言い当てることに特化した部隊が湖で溺死する……。医療の発展に伴って山羊が増殖し、朝食のようななまめかしい温度の花弁に唾液を垂らして複製する……。

アスパラガスのようなダンス……。立体的な水滴の感情……。「どうして水分の人権を無視するの?」快適なダンスとタンスと茶色いお椀の中の国家。「似合っているから」

二度目の声の発生に関連付けられたトリガーの発生……。山羊の泥棒と腸が破裂する音……。三角形の鳥類と四角形の猛禽類と山羊のような人間たちによる肉のパーティ……。発生する予測変換の流れと、それらを取り入れた組織の解体……。タッピングの連続した音と、それに対して断続的にやってくる黒い服装の祭り開発委員会たち……。
「露出してるんか? それともやっぱり科学か? 典型的な郵便物と郵便物じゃない古典的な送迎と迎え入れる準備と……。荒ぶる大量の魚群がもしかしたらすぐに飛び出して外側だけの牢獄にたどり着くのか? ええ、受付はこちらですよ。ええ、年金の申請? 神聖な事柄ですな。それともアンタの口から吐き出す世界への手紙が送られてきて送迎? 一万部隊と交渉して胡椒と香辛料とカレンダーと味噌汁の漬物?」
「……AVのレビューは大抵の場合、参考にならない」
「どうして?」
「性癖は十人十色だから……」

笑い声と共に新しい精液の色が決定する……。始まりの子宮の内部と刀で切り裂かれた硝子の破片と火炎放射器の使い手……。格闘技で世界を蹂躙した山羊頭の男たち……。複数形の暗幕の中心点のセーラー服……。「もう一度、みたいなぁ……」
「精液の色を白にした神様は有能」

証明してからインターネットの光沢のある羅列に空腸を垂らして血を味わっている建築関係者の男……。スコップの委員会に小銭を渡してから皿の中の実験用の鼠と会話する電波塔の職員……。仮初の松明と明かりと光源と点滅する立てこもりからの短期間……。鉢植えの国家。
「正直、巨大な太陽のような球体に水滴を垂らすのは意味が無いと思う……」
「はいぃ……」

そして返答をしてから揚げ物の油にラジオ放送を挿入して様子を見ている画家の楽観主義……。

左右に揺れる雨の模様の点数……。針の無数の恐怖心と回り道の瘡蓋……。始末された長身のマフィアの職員……。如雨露と飴玉とカクテルの色と色彩と筆の喫茶店……。区画整理のための土砂崩れの三日。
「掃除?」
「商売だよ?」

公園のような室内に風を感じてアイスクリームを舐めてる少女。
「時代が違うんだろ?」
「とても遅れて聞こえてくるな……」代用品。「吹き矢か!」

そして自己紹介をしてから一年間の喜びに舌を放つ男たち……。二行間の心の入れ替わりと池の中心点を始まりの縮尺……。夕暮れの中で名刺交換をする惑星の泥……。
「腹がへったよ。マザー……」

脚本と巨大な銃火器と真っ赤な魚の大群……。医療用のメスを挿入して蜃気楼発生装置に尿のような透明な勢いを噴射する。砂利で作られた坂道の頂点の位置で動画の発生率を試す……。
「君はホラーゲームを知っているか?」
「知っているさ。童貞だろ?」
「駄目だこいつ……」

そして女が脱ぎ捨てた競泳水着に射精する……。命の螺旋階段とやり取りと煙草の先端と歌姫の唯一の失態……。コアラの解体方法と面接……。

盛り上がった筋力……。歪んだ力学たちのチョークの吹き飛ぶ風……。

山羊に耳は無い……。風を感じる全裸の男には陰茎がいくつも貼り付いている……。バイクの労働に対しての対価と降下していく脚力の赤色の医療……。

失態と記録のための装置と入力されたボタンの流れ……。口から流れて放出される上位の連中と、教室の引き戸を叩いて高級なカクテルのような林檎の果実を渡す……。鉛筆で書き出された数字……。登山のための手順と猛禽類の鋭い目……。欲望が連鎖してピクニックのように発展する……。「もう、どうしようもないんだよ……」

恋愛事情たちによる物差しの測定事情……。宇宙のように広がる除隊の日々……。最高到達地点に物語の書き出しを挿入して投てきしてから揺れ動く街に座り込む……。「侵略者だ! 逃げろお!」

映画館までの道のり……。いくつかの電車を乗り上げてから目線の重要な一点を見つめる太陽……。激しい熱の性行為に使われるビニールシートの上の国家……。小銭となめらかな楽曲と平坦な睡眠の熱。
「君はどう思う?」
「ずんだ……」

のこぎりが回転して破裂する人体……。動画の再生と時間……。動物たちの体力の想定と落下して蘇る巨大なロボット……。「僕は二刀流なんだ!」
「ならゲイと寝れる?」
「もちろん!」という呪文を投げてから少年は一回きりの心情の果てに続く……。開封してから投げ捨てる……。二本だけの脚で立つ……。

ニ十分だけの祭り……。暗転して人格の被害と正常な石……。甲殻類の試された塩の加減に刀身を突き刺してスポンジのような柔らかい人生にスカートと松明と布切れのような学級に絞殺をして注射器の硝子の破片……。

テレビに楽観主義が放送される……。リーダーを決めてからその存在のための学会に責任転嫁を呼ぶ……。暗闇の職人欲求に世間のような架空の空間を呼ぶ……。吸収された湯舟の温かい始末の書類……。
「激しいな。今日は陽動?」
「破廉恥……」そしていくつかの呪文と情報心理学という架空の学会……。激しくなる楽曲と鉄で作られたカクテルの氷……。
「クソ苦い珈琲を飲む……。すぐにトイレに駆け込みたくなる……。母親のような不確かな存在を会話をする……。家族全員を幼稚だと見下しているらしい妹と叫ぶ……。弟が尿意を催す……。ゲームの中だけのキャラクターに恋をする……。テレビで今流行りのアニメを連載する……。戦いの中の配信状況を見つめる……。コンビニエンスストアでエロ本を大人買いする……。全ての同人誌にバツ印を作る……。おねえのような存在に憧れを抱く……。攻撃の最中で友情を感じる……。明日の予定を見つめる……。就職のための手順で落下する……」
「どうして大学をやめたの?」
「天才だから……」さらに百足の解体に手順を施してメスを握る……。「なら、企業が求める人材とは?」
「奴隷だろ?」

桃色の付箋による大群を遠くから見つめる……。立体物を確かめて舌で舐める……。戦争の概要を改変する……。高床式の友情に破裂を生む……。時代の最先端のような鉱物に質問をする……。「どうして珈琲に砂糖を入れないの?」
「人間だから……」暗転された広場を水没させて湿気を踊る。

波のような見た目の文学……。透明な湯舟と頭からアスファルトに突撃する羞恥心の塊。採点と赤色のペンとキャップの中身とトマトのような崩れた信念……。再開された手術の当番と焚火のような音。袴の中心点を摩ってから背中の落雷を果てさせる……。注釈と切れ口と完璧な弛緩……。
「覗く気持ちかい?」
「破壊衝動……」

地球儀が静止してスイッチを入力する……。観察委員会と警棒の流れと強化されたプラスチック。
「流れ? それとも試験管ですか?」
「いいえ……」
「ならどうして?」という呪文の流れから彼は一気に透明になって浮遊する……。大気圏から扉を伝って足を忍ばせる毛布の一部……。硬貨だけの国家と組み立てられた木製の扉……。派手に炸裂して音を引き出す全裸の爪楊枝。「破天荒? いいえ、私たちは組織ですが?」

注文してから湯舟の中を探る資金のための軍隊。いつの間にか隣に立っている長身の男。目下のような黒色の太陽。発展を阻止して女性の器具を試す試写会……。「仮初だろう? 初夢? ええ……」
「どうしてそんなに最終回を企んでいるの?」
「時代だから……」

交差して虹色に変動する歴史の中の電卓のような硬い学者……。後退しながら枝豆のような古風な味に感動して動画の再生に貢献する天国の医学……。「できればもう立ち上がらないでほしい」

そして限りなくゼロに近い白色の衣服のスイッチと、それに連携した歯車たちによる轟音が響いて入力される……。「もう山菜を作らないでほしい。もう黒板の中心で射精しないでほしい。もうコンビニエンスストアを潰さないでほしい。もう足の裏からやってきた鶏の大群と対話しないでほしい。もう棒人間のような立体的な感覚のアニメーションを突き放さないでほしい。もうカプセルの中を引き当ててから舌の上の唾液のような卵白に滑らないでほしい。もう再開のような手術の流れと同時に発生したシスターベールの黒色に泣き出さないでほしい」

男の一人が電信柱の上で頭を投げてからスポーツ選手のような姫君のスカートを舐めている……。エントリーのシートと白色のカーテンと確定された就寝の酒……。自動的な入退室の心得と着席した児童たちと鴉の黒色……。「ぼくらは鉛筆の削りカスで爆風を表現して寝室に還る……」子宮の中と外と温度の違いによる倉庫のような火薬……。黒色と白と虹の物理的な紹介状に操作されたメスの蠢き……。アドレスの軍隊と人間ではない犬……。

勇猛果敢を体現して船を左舷に引き込む波……。武士の支離滅裂と紐で作られた裸体の河童。着ぐるみから連想できるローラースケートの店員……。天候と雲の動きと観察されている台風のような集団的な風の轟音……。
「どうして公園に行くの?」
「裂け目だから……。あるいは、刀剣とそれらのために呼ばれた気分転換の脳裡の伝達方法とスーパーマーケットたちによる会議の結果の羅列……」それから砂場の中に押し込まれた人間を発掘してから相打ちのガンマンたちにハットの中身を放出する……。「左舷! あるいは右手たちによる一発だけの手術! さらには、クラブハウスに向かったばかりの村長たちと階段の下の空間に潜んでいる電子的な時代の覇者……」
「掃除?」

そして少年は次から次へと変わって落下していく銃弾の鉄の風味に舌を切断して中央からの電源の通達に尻をむき出して立ち向かう……。「連鎖するんだろ? ならおれを続けて持って行けよ……」

集合体の数字が万年筆を書いている……。くしゃくしゃになった紙の中からダンゴムシとゴキブリと百足とトーチカが這い出てくる……。ペンギンのような見た目の少女が清掃のバイトで五万を稼いでいる……。警察官たちが公園の全ての遊具の必要性を確かめている……。変動するカクテルの色がどうしようもなく美しくなって坂の中心のような部分に人間と体操と筋肉の発達……。
「君の受動態はどうなっているの?」
「新鮮なアワビ……」

そして珍しくビールを喰らっているアルコール・チャレンジの男……。さらに背後では新鮮な蜃気楼発生装置を動かしている十五歳の山羊……。とっくに死んでいるはずの祖母の顔を思い出して現世のような広場に召喚する塗り絵の職人。「どうして私の血筋は続いているの?」
「始末だな。どうして祖母を殺した?」

アナウンサーのような質問で揚げ物の努力を無下にする……。校庭の入り口で鍋を吹かして入室する……。階段の中腹に潜む真実の職寝室に体当たりをする……。ふけと血飛沫といくつかのキーが混合して謎の医学の炭酸水を演出する……。コンビニエンスストアの中から子宮にワープする……。研究職の人間だけが街から姿を消す……。深夜のバーの発達した戦闘一族に質問をする。帽子を取ってはげを示す……。

濁流のような軋轢……。最後まで立ち上がっていた猫のような二キロの米……。蒸気で狙撃する楽観主義のイルカ……。回転する人間関係と日替わりのテーブル……。入力ミスと人事異動のような企業たちと夕暮れを見つめる紳士……。「バストアップだって? はは、それは天候変化の予測とココアの角だよ。だって君、いつまでも寝室に籠っているわけにもいかないだろう? 僕は十分にコンロの上でダンスを披露したし、反抗的な買い物かごたちと、緑色のような白紙の小数点なんだぜ? どこに向かうって言うんだ? アルカリ性? 鉛筆だけにしておけよ……」

流れる生徒のような賭け事とランタンたち……。乳白色の人間の頭皮と赤飯を用意する狙撃手。
「僕は道路だよ」

そして女のような操り人形の組織……。腸の中で潜んでいる忍者のような存在……。始まりと終わりと中間地点とさらに向こう側の羅列の注射器のような泥……。「ロック……。そして飲み干すための用意された鉄と、それを溶かしてからスプーンでかき混ぜて温かく染めている瘡蓋の組織」

電源と倒壊と汽車の音たち……。日暮れから飛び込んでくる敗北の味……。脳裡に刻まれた二重の扉。最後まで始まりを叫んでいた列車の乗客の刑事……。アルファベットの並び方に二時間の従順を示す警察の犬……。「このロッカーは誰のための装備なんだ?」

警部補が前転をしている……。電波と電波ではない波の流れと帯電の衣服と葬式の魚類……。コートの経年劣化とそれらの喜びと芸術と散弾の目……。
「君の安全圏は?」
「校庭五度……」

基盤と起訴と裁判の内部構造と分解されたマイナスドライバーの欠けた鉄の破片……。粉末になった女子高校生……。巨大な坂を下っている学生ランニング……。「略して学ランってか? こりゃあ、一本取られたな!」という呪文と流れる脳裡の電波によってビールを震わせる一杯だけの主人。

掻きむしる熱の道路……。派手なシーツの中で発達するベッドの犬……。警棒で首輪を演出している危険度の高いワニの一族……。電車の速度と車輪が回転する確率を数学的に考察して論文に記す癌細胞の成れの果て……。「僕は病気じゃないもん!」
「叫んだって何もないだろ? いいかげんにしろよ……」という呪文の中から伸ばした素手で秋刀魚を捌いて破裂する臓器に包丁を入れる主人……。警察官のような身分と犬と猛禽類の鋭い目……。

テレビに映し出された二本だけの指……。切断された夕焼け色の血の歯列が強制的に学会に提出される……。夜に染まった街……。最後まで生きていた主人と警棒……。ふやけた味噌汁と内部のシジミの開く角度。「これ、おれの角度ね?」
「どこの弁護士だ、まったく……」

教師たちが食パンの窒息の香りを嗅いでから犬のような速度で袋を叩いて退室する……。
「彼らはどこで食事をしているの?」
「路上駐車」

発展した熱エネルギーの予備校と冷たさを知らない漫画作家……。建設的な分解と衝動的な講義の一覧表……。大学のエネルギーだった……。

靴下以外の全ての衣服と最後まで生き残っていた女王蟻の腹……。性質変化と予測変換と硝子とリボンの最先端のような秋刀魚の香り……。冷凍食品に唾を垂らして周る男の回転率と数学的な立ち位置。
「禁止だって? そりゃあ昔の話さ!」という呪文と共に煙草の支援を受けてから脳裡を再起動する海鮮のような塩の影……。祭壇に持ち上げられて腕の中心に領土の拡大を試す生徒。「果てだ!」

望遠鏡を覗いて肉の感触を受け止める……。自宅の中心点でベッドを落下させて湿った足の屑に爪を研ぐための猫の猛威を指す……。拠点と複合体と実験的な溶岩へのダイブ……。「どうして鉄を含めたの」研究員が記者会見の時のような声で甲高い震わせる……。

明かりと光源とライトと液晶画面の内部抗争……。亀裂を生んでから雨のように自由に飛び立つ鳥類と岩のトリュフ……。フォークを突き立てて占いの四角形を与える……。
「今日の運勢を届けます……。最後まで見ていた人間だけが幸福にたどり着いて謳歌します……。そして、非常に希少価値の高い魚の呻き声が蹄鉄に与えられて震える脳のような形状に進化いたします……。歴史の中から観測したとしても、黒板が上下に映ることはありません……。私は江戸のような自由な風体に感化されましたが、焦らしという感情のためだけに砂漠のような連続する赤色と血管が破裂して最後の風船が傍受、膨張炸裂……」

そして占い師は笑いながらごっそりと抜け落ちた四角い動物の模型を噛みしめながら自動販売機に体当たりをする……。脳裡から噴き出る血飛沫が赤色をさらに深く染め上げ、醸造のための酒とスポイトと公式のインターネットの生地に赤色の体毛の羊と山羊と人間……。「最後まで聞いていましたか?」
「いいえ……」

そして三つの選択肢の中から四つ目を見出して我々という固体に破壊活動をもたらす……。
「ああ! 島がっ!」

流れてくる溶岩のような温かい果実……。身体検査と清潔感のある公園……。リビドーを解いている靴の職人……。必死に注射をする医師と序列と神秘の医学……。「生態系の破壊? 生理用品? 破滅的で面白いね?」
「いいえ……」基本的に自分のことを醜いと思っている男……。制作委員会と翼の腫瘍と切除される腹……。「はいぃ……」信号機の切り替えと幸福のこだわりとハンバーグ・プレート……。
「飲まないとやってられないんだ!」

ココアと珈琲と酒とガソリンのような唾液の選別を混ぜ合わせて試験管から吸っている研究員……。ホワイトボードの隅で計算をする石のような頭の主任……。「ぼ、僕は条件付きでしか動かないから……」そして鉄の柵と石の柵と岩のような身体の男……。全国の甲殻類が子宮の膨張のためだけにテレビ放送に侵入していくつかのブロックと湯舟を確かめている……。「茸だあ!」

2023年5月18日公開

© 2023 巣居けけ

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