よこたえたからだ、しんじるものは、とろとろのなまくびから、外れた瞑りを探している。
なおざり、枯渇した口癖から点と線が逃げ出した。
「有象無象の~直射日光に~お気をつけくださいませ~」
間延びした終電を乗り過ごし見晴らしの良い港内まで、麝香猫の足跡を、仕方ねぇのとふてぶてしくなぞる。
芸術として封じ込めた、アクリルは天使題。と詳細に騙る白いリコリスの苑。
下々生息するパラサイトの求愛行動は、だれしもそう秋の空で、マシュマロとポップコーンを培養している。トーストしたリンクにロストされた薔薇の花言葉の、付き人は狂気に駆られたまますべてを丸飲み、安楽死の繁殖と誤記を女性木と着々と充てがった。
釣り合いを喪った ゆきあかりの膣と腥は、
『正直言いましょか、まったく泣きたくなります。でもそんなコト一ミリで終わっちゃう。あー、無駄なんで、一欠片零したらそれで ばっかばかしくなります。だからな。iも故意も真実に近づかない。そうすると露頭に迷うか、シヌかコロスしかねえ。正しさっていいわけで結局なにかにべったり依存するしか、ねえのかもしれねえな。なー、どうしたららくになれるン? わかるということは、単純にしんずることなんだよな。じゃあ もうどうしようもねえや~ん。』
この大袈裟な紹介文に習得される意識は擽られるもの、さよならと訛のゆうべと懐われている試みを抱かせる。もう空洞の坐骨を作らせて解凍している職業はやはり偽善崇拝なのだろう。
法は決まって路地裏への生き方を、鏡張りの彼方に浸された薄布の渦の気崩れたことと一瞥するだけ。臆病な毒虫の胎内は過去にあり、顔が潰れた核弾頭は今夜も美醜、そぼ濡れた満月に嘘の気配を教えあげる唯一の愚者と知る、そんな後遺症の透明度を、忘れ去られた苹果ひとかじりに、足跡と感じていて。
霊峰の気の緩みはきっと、だぶついた山肌を転がる遠吠えに近づくにせよ
霧が錘ぐパスワードはたぶん溺れた大穴、通気口から流れる通知音に等しい
なりすましの無理心中は新雪なこと、多年草の探偵さんはどこへいったか。
水砲に固定された/地縛霊の歴史書の整合性では/あやかしになれない/認知症状を瓶詰めにして。
あゝ危篤の自慰時が霧中、辛気臭いときの差異を周期に、今更のように存在を欠く。
気分はもう下卑た柔肌でもう自然に還り、ときに選ばれた君はもう捨てきれずに顔を伏せたままで、赫き囲いの中で震え、錆びた金属の塀にある条件を揃えた、横目は、刺青を射たれている。
このような間欠泉を塞ぐ妹と、襤褸雑巾は私にと唸って、矢面の信号を放つ気がする。
<流した泪に月>短編集に恵まれて宝玉のような麻薬の舌はただ痺れひたすらに盲目に額ずく。
――霧が晴れない
私は、ここにいますか
まるで酔ってるみたいだ
弧線を描く、小舟にある――
思い出のそこに真鍮の表情を正方形の臍帯の、縫い上げた管に否を焚いて、ヤヤ、ちょっとだけひとりぼっちの、涙ぐましい出演者は行きつ戻りつ。札束に移りだすチチ、使い捨ての星座だって高飛車な雑音と具足は睦まじい、
サドマゾヒズムをきいて、みて、のぞいて、磨く。
そんなに気の毒で大層な名を授けられたのだよ、わたしたちは。無音の波間にある化膿した乾草を馴染ませる、膿んだ片腕には片方のヒールだけを伝えて。ね、まったく愚かだと詠っていた、頭上は遠近法の陰影ばかり泥水の拘束を解かれた概念に戻す、この星の結晶が一瞬の煌めきと共に、
心中したばかりの裂いた痕 吐き出されたかごのとりは、とうに浮におちて。みずにとかれた、靑を酌む。
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