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役人のグレートなアイディアはどのようにすれば実現するのだろうか?

タグ: #SF #ドキュメンタリー #ユーモア #リアリズム文学 #台風 #哲学 #実験的 #散文 #気象庁 #純文学 #野球

小説

314文字

台風は大きく分けて「金田のカーブ」と「稲尾のスライダー」があると思い至った。
日本に向かって来るも、大きく東に逸れて太平洋に行ってしまう台風が「金田のカーブ」。
一方、日本に向かってきて、大陸方面へスライドしていく台風は「稲尾のスライダー」。稲尾が投げるスライダーのキレに不満があるなら「伊藤のスライダー」でも構わぬ。

忘れていたが、まっすぐ日本に直撃する台風は「江川のストレート」だ。
江川は古いんじゃないか、という向きには「藤川のストレート」でもいいし、過去にこだわらないのならば「大谷のストレート」でもよろしい。

――以上の論を張った文書をもって気象庁上層部へ諮ってみたら、謎に私は気象庁内での立場が悪くなった。役所は保守的で困る。

© 2025 ヘルスメイク前健 ( 2025年2月17日公開

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