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タグ: #自由詩

169文字

「おうい、おれも一緒に乗せていってくれえ」

男は片手をあげながら

その船へ呼びかける

しかし船はどんどん遠くなり、

ついには海の彼方へ見えなくなった。

男はなおも船を呼び続けた。

「おうい、おうい」

暮れかかっていた日は完全に沈み、

あたりは星空のきらめく闇夜となった

男は一人黙って海を見つめていた

まだそこから何か出てくるような、

そんな心持で海を見ていた

© 2023 阿蘇武能 ( 2023年10月15日公開

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