晒し女

藻朱

589文字

ダダイスムを彷彿とさせる自由詩。

()(つつ)ましく、矢柄(やがら)()()に (あや)(こけ)なし

冬椿(ふゆつばき)()(ほと)

()(つつめ)く、()まひては

仲悴(なかやつ)く、(やに)見舞(みま)ふ。

 

(あや)せて()でて

不味(ふみ)(つゆ)

登世弓(とよゆ)削萎(げな)えじ、亜若児(あにゃこ)()に、

()りて、艶爬(あでは)

叉根(さね)しく ()つつ

(ゆえ)()()つつし

多々(たた)歌碑(かひ)不磨(ふま)()

茶露(ちゃつゆ)(ゆえ)、あれや。

 

ためな!

市目乳(しめち)()(くさ)れ!

 

澄露憑(すみつゆつき)沼緋(ぬまひ)に、

雌旨(めし)(すな)()りし、藻苔(もごけ)に、

 

汰茶(たちゃ)めいて 汰茶(たちゃ)めいて 汰茶(たちゃ)めいて 奇話(きわ)く、

(やく)する身なく

 

汰茶(たちゃ)めいて 汰茶(たちゃ)めいて

汰茶(たちゃ)めいて 汰茶(たちゃ)めいて 素面(すめ)ろし。

 

七瀬(ななせ)身無(みな)みせ

()ひ 無身(なみ)つつ(のり) 茶露(ちゃつゆ)奇追(きお)

夜目(やめ)(なつ)

手子(てご)()けはひに ()らす

滅茶出湯(めちゃでゆ)の、手。

湿(しと)りなり (つゆ)かし

湿気(しとけ)なす九字(くじ) ()目茶(めちゃ)()き進め ありをりて

早無(はやな)みせ。

()()りえて ()りては

()(つつ)(つつ)し なすまひに無みす

 

()り ()()り 亜伽態(あぎゃてい)挽歌(ばんか)

追われて めりむりすまっせ。

 

()るのを

()()るのを

()めし()いで

茶露(ちゃつゆ)()めしては ()をのこす

眼恙(めつつが)(すか)

()し。

2008年6月2日公開

© 2008 藻朱

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