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五月雨歌集

人間賛歌(第66話)

山雪翔太

梅雨の時期に書いた俳句、短歌集です。

タグ: #たんか #俳句

237文字

梅雨入りと聞きて眺めし涙雨

 

五月雨は田に満ち満ちて鏡となり

 

梅雨の夜に寒々と降る小雨の音今の頃には花も散るらむ

 

亥の刻に契り交わせし君想う走り梅雨の夜袖濡れにけり

 

梅雨の間の晴れの空へと唾吐きし

 

梅雨半ば篠突く雨よ何故泣くか

 

天井に五月雨の声止まぬなり

 

五月雨に俯き頭下ぐるより今は前向き進まんとする

 

青き山降る青梅雨は新緑を濡らして泣かす命盛りに

 

梅雨明けてかの暑さもまた戻りにけり

© 2025 山雪翔太 ( 2025年6月28日公開

作品集『人間賛歌』第66話 (全69話)

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