10月5日

あわいにたゆとう者たちは(第7話)

タカミネ

小説

132文字

                     

永住の地を求めて旅をしていた頃、十代の「大人」だけが住める町だから、

どうぞお帰り下さいと言われたことがありました。

あれは丁度夕暮れ時。

宿を諦めた私を見上げ、門番が「あなたが永遠に十代でいることを約束するなら、

お入り頂いても宜しいんですよ」と笑ったのを覚えています。

2020年7月15日公開

作品集『あわいにたゆとう者たちは』第7話 (全19話)

© 2020 タカミネ

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