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【 30秒で読める話:02】裸のおじさん

taro-nagahamada

色々なことを考えると、生きるのが楽しくなります。太っているのに、からだは軽やか。なんでやろ。

タグ: #ショートショート

小説

399文字

【 30秒で読める話:02裸のおじさん

 

あるとき、ふと思った。 「あー、四天王結成してえ」

おれは40代だし。友だちもいなけりゃ、仕事もない。

四天王の求人なんて見たこともない。

 

だからこそ、四天王はブルーオーシャンなのだと、

おれの本能がいっている。

 

藁にもすがる思いで、AIに尋ねてみた。

AIは一瞬の澱みもなく答えた。

 

『四天王結成。素晴らしいアイディアです。

四天王というと、孤高の豚足たるあなた以外に3傑が必要です。

まずは外へ出ましょう。

あ、その前に歯を磨き、鏡の前で自分を知ることから。

それから、服を着るのも忘れないでくださいね』

 

おれはPCをぶっ壊してやろうと思ったけど、思い直して、

空っぽのティッシュペーパーの箱をこれでもかと小さくたたんでやった。

 

四天王への道は、まず「着衣」から。

 

おれは目を閉じ、壮大な妄想を開始した。

© 2026 taro-nagahamada ( 2026年9月20日公開

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