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ドリンクサーバー山羊。

巣居けけ

階段のいつもの要領がついに崩壊する……。二つ目の売店が倒産して白米を投げる。最後まで残っていたリアリティが紙幣に伸びて素手が増える。翌朝の死体に四肢が悶えて調理師がはかどる。手帳に略奪者のリストが挿入されてレジカウンターが破裂してしまう。

小説

633文字

階段のいつもの要領がついに崩壊する……。二つ目の売店が倒産して白米を投げる。最後まで残っていたリアリティが紙幣に伸びて素手が増える。翌朝の死体に四肢が悶えて調理師がはかどる。手帳に略奪者のリストが挿入されてレジカウンターが破裂してしまう。
(コーラ・ジャンキー・山羊のおでましだな。おそらく)

刑事山羊がいつもの調子で去っていく。弟子を志願した探偵がメモ帳を咀嚼しながら続く。テレビを入力して背筋が列車に成る。階段が再起動を始める……。
おい、時間をひっくり返せ……。トマトすら切れ……。そして立体駐車場の中心でラッパをしごけ……。さらにテクノロジーのさ中の出版で餃子。「あるいはリストラか? ええ……」改定されていくキーホルダー。蜘蛛ちゃんですか。
「この建物は狙われている!」

枕だけを持って壁に激突する老人……。石鹸だけを丁寧に咀嚼して廊下を駆け巡る少年……。「解放と開封の違いは?」
「未来、あるいは消耗品たちによる接続の探求……」ベッドの周りをぐるりぐるりと続く……。時おり隣のカーテンの中にゴキブリの残弾を確認する初老……。洗濯機の中から浴場の新聞紙専用棚を見張っている青年。「泥棒!」

常に他人に性処理の方法を聞いている女性……。「あら、消灯の時間かしら」執筆と共に続いてしまうキーボード高速カチャカチャ……。警備員たちがポテトチップスを食らう。「のうたりん」

サイドキックとドロップ……。売店でコカ・コーラを飲む男。バイオリンとイカスミが助長してさらに転校が変化する。

© 2025 巣居けけ ( 2025年11月11日公開

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