凸(# ゚Д゚)
人々が嫌いだ
そして、まほうならば、宵に満ち足りる
「おうい、おれも一緒に乗せていってくれえ」 男は片手をあげながら その船へ呼びかける しかし船はどんどん遠くなり、 ついには海の彼方へ見えなくなった。 男はなおも船を呼び続けた。 「おうい、おう…
ひらきに見た 遠景の奇説は、ただではしれない
闇が見える。闇がいる。闇がある。死が近い。
よるにむかって歩いている
千里眼でも手品でもないから、ただそれじゃ、かげもかたちも
今更気付いてももう遅くて、どうにもならないような事がある。
弧を描いて塞ぐ 白地に光を無駄に注ぎ褪せるまで
挨拶状
鏡面の湖に私だけが浮いている絵葉書
ベールを被った少年時代が地平に開いた踏み段を、踊り場を飛び越える。まどべに灯りはあり、呪縛のよう箱庭あり、手招く辺り。
明治〜昭和あたりを意識した大阪での心中の散文詩です。
しおからい うみから ぎょうこうを みています (この胸に腹にそっとおさめる) ―― 海宙光芒
含ませるほど散漫で幅も厚みもない、ただ奇麗に並んでって
雷が鳴って。雷が鳴って。何か壊れて。また壊れる。
詩です。とある公募の落選作です。