短編から長編まで、多彩なジャンルのフィクションが揃っています。破滅派らしい物語をお楽しみください。
それは余裕と気品を備えた滑らかで妖艶な雰囲気の声だった。
電話口の女はそんなふうにはぐらかしながらおれの頭頂部のことを笑ってくる。
失言、迷惑行為による炎上が日常化した現代、皆が皆を思いやることができたら快適な世界を作れるのでしょうか。誹謗中傷が規制された社会で人々はどうなっていくのかを描いた小説です。
応募規約はよく読んでから投稿しないとダメですよ。反射神経的に、「お題はこれねくらい」の気楽なノリで書き始めると、後でもっと凝った縛りがあることに気付かずに書き上げちゃうので……お蔵入りも勿体ない…
友人は奇妙な病に冒されていた。ある日、私は友人を見舞いにゆくが――。
隕石が降り注ぐ……。街に山羊が溢れる……。次の家畜に人間が選ばれる……。
この独房ではある程度の自由が約束されているのか?
友人と合評会した時の作品です。テーマは「木漏れ日」「喉」「帽子」を使った作品でした。 テキストタグがよくわかりません。ルビはどうしたら良いんでしょうか。
どうでもいいんですが、昔、BFC2に出して落選した作品です。元の公開していたツイートがアクセスできなくなっているため、こちらに退避させました。
青にもいろいろな青がある。 わたしはいくつもの青を想像する。 ・・ 彼女は、ニヤニヤとした笑顔の残像をばらまきながら食事を終えて、出掛ける支度をするために席を立つ。朝食の後片付けは彼の担当…
いじめられていた頃のことを思い出して、虐めていた側から書いてみました。昔とはいじめの構造が違うんじゃないだろうか。
鉛筆は、こう削ります。 あなたの前で白髪混じりの男がおろしたての鉛筆を削る。 ・・ あなたたちは、とうとうひとつになって、私はその場から追い出されてしまう。 居場所をなくした私は、たぶん…
第16回創元SF短編賞一次選考通過作品「巨大機器人盤古」を改稿。20世紀初頭の中国で巨大ロボットと猿(?)が殴り合います
神経症歴十年を数える二十九歳の「私」は、降って湧いたようなあぶく銭をはたいて一戸建てを借り、少年期を過ごした山あいの住宅街に戻った。そうして、小中学生時分に引きこもりになったまま今も住宅街に残…
不条理な大幸運に飄々と忍従する中学生少年少女たちのロードムービー。 異世界にして過去世。未来にして神話時代。下劣にして荘厳。地獄にしてユートピア。 図書館にはなく、本棚にはある…
不条理な大幸運に飄々と忍従する中学生少年少女たちのロードムービー。 異世界にして過去世。未来にして神話時代。下劣にして荘厳。地獄にしてユートピア。 図書館にはなく、本棚にはある…
「は、はい……。僕は尻で感じるのですぅ……」四つの手を持つ少年は軍用の迷彩柄長ズボンのポケットからチョコレート・バーを取り出しておれに向ける。「これを入れてくれませんか?」少年はズボンを脱いで尻…
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