短編から長編まで、多彩なジャンルのフィクションが揃っています。破滅派らしい物語をお楽しみください。
作品集『二十四のひとり』収録作。
幾多の戦いを経て、ようやく聖域である我が家を取り戻した「ワタシ」。 家族と穏やかな時間を過ごしていると、不意に窓ガラスが外部から破壊される。 SAT。 日本警察最強にして最後の…
通過していく弾丸の硬い全身と熱を込めた深緑色の人の形……。
もしそうでなければ双生児であった二つの世界は、もっと交差したり並走したりしたのかもしれないのであったろうか。
・7・奔走 ワインの紅色とトロっとした液体がグラスの中で揺れる。そのまま人の体に流れていてもおかしくない。ドロドロだろうがトロトロだろうが、血液の質の問題ではなくその人の持っている生命力が人を生…
痛みについて書きました。今も痛みについて考えています。
ヴェクサシオンは、エリック・サティのピアノ曲である。虚構のタガが外れるメタフィクション。
今、その影は、誰に一番近づいているのだろう。
ある日のこと、近所の道を歩いている時に奇妙な声が聞こえて足を止めた。 声は2人のようで、今まで聞いたことのない甲高い金属音のような声と、もうひとつは野太い霧笛のような声だった。 初めはその声が何…
ミユキとの将来が確固たるものになっていくにつれ、Mへの執着を断ち切ろうとする「私」。過去の清算を行うべく、植物人間となった元親友の元へ向かった「私」が意図せずして取ってしまった行動とは。
警察の捜査に協力する「私」だったが、マサキのことが気にかかり、独自に調査を開始することになる。やがてマサキを「城」の近くで見つけることになるが、マサキとの対話は徐々に狂気を帯びていく。
長い思索の末、「私」はついにある一つの答えに至る。そもそも、なにを語るべきだったのか。迂遠な遠回りしか、真実にたどり着く道はない。
(1章の2) となりの荒れ地には墓があった。風雨に晒され、砂埃に打たれて劣化してしまったのか、下の方は白茶けている。 ざっと靴底が滑る。砂利に足を取られ、はずみで小石が靴の隙間…
(6章の3) 特別サービスについて、根を詰めてとうとうと話されたわけではない。もはや敵地に乗り込んでのそれなので、相手は強引にでもいい加減にでも、もっと言えば強制してでもできたは…
作品集『フィフティ・イージー・ピーセス』収録作。
作品集『フィフティ・イージー・ピーセス』収録作。第126回時空モノガタリ文学賞入賞。
作品集『フィフティ・イージー・ピーセス』収録作。第120回時空モノガタリ文学賞入賞。
聖戦士達と「ワタシ」、その戦いの火ぶたが切って落とされる。 聖戦士のリーダー・佐々木は、驚愕の過去を抱えていた。 ステルスを駆使して戦う「ワタシ」。 最後に立っていた者は・・・
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