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待っている。

猫が眠る

この手紙があなたの心に届きますように、いつの日か。

エセー

200文字

わたしと彼女は昵懇の仲だった。

お互いに誰一人として、ほかの人間には話せないことを話した。

わたしと彼女の間には性愛は一切なかった。

ただどこまでも、どこまでも、深い、とても深い愛情と畏敬の念があった。少なくともわたしには。

彼女との決別はわたしに──彼女が責め苦を負う必要は決してない──わたしに、わたしを、死に際に追いやった。

だからわたしは待っている。だから、わたしは待っている。だから、あなたの訪れを。

© 2026 猫が眠る ( 2026年4月9日公開

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