消雲堂の投稿一覧 101件

  1. 愛国探偵 異能清春 愛国探偵 異能清春 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,384文字

    *   赤石千尋は話し始めた。愛国探偵は千尋の天然パンティ(陰毛)が気になってしかたがない。 「私の家は呪われているんです…」 「え、はあ、そうですか」愛国探偵は千尋の天然…

  2. 愛国探偵 異能清春 愛国探偵 異能清春 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,170文字

    Nテレ女性アナの殺人事件「Nテレアナ・マーダーケース」が迷宮入りになってから愛国探偵は次なる事件に興味を持った。全米を揺るがすスキャンダル事件「アンナさん殺人事件:アンナ・マーダーケース」である…

  3. 今一亭 壱の巻 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,309文字

    以前から気になっていたんだ。鎌ケ谷のはずれにある「今一亭」という変な名前の店。看板には”割烹”なる文字があり、店の外にはランチメニューとかなんとか定食といった看板が出ていないので、果たして割烹で…

  4. 伊豆の踊り行 無職紀行 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 6,530文字

    1.   2007年の4月2日と3日の土日に伊豆の堂ヶ島まで旅行した。義母の7回忌を兼ねて家族旅行したのだ。兼ねて旅行ちゅうのも変だが、ナマコの家族が言うのだからしかたがない。弔い旅行…

  5. 日の塵「歴史は市民によって作られる」 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,003文字

    ■年を重ねると歴史に興味を持つようになります。それは無意識に自分が歩んできた半生と対比させようとするからではないかと僕は考えています。歴史の本を読んで、自分だったらこうしたのではないか? なんて…

  6. 「独立愚連隊西へ」 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 965文字

    「ある日、ふと気がついたら周囲の人達がみな西日本に引っ越しているんですよ」とチャンピオンダイジェスト社の吉田さんが言った。 チャンピオンダイジェスト社は海外から伝書鳩を輸入して販売している会社だ…

  7. 鳩の青春② 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,749文字

    「いらっしゃいませええ!!!」薄暗い店内に入ると2人のバニーガールたちが僕たちに向かって愛想笑いをした。そしてその中のひとりがばたばたと僕たちの元に駆け寄ってきた。見れば、その子はなかなかかわい…

  8. 鳩の青春① 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,213文字

    「ふふんふんふんふん…と」岩橋は何が楽しいのか競馬新聞を鞄に入れたり自席のお片づけをしている。いい子である。 「ああやだなあ・・・早く帰りたいよ」僕がため息つきながらそう言うと・・・…

  9. 義母の死 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,623文字

    「義母の死」 母 風子 かねてより病気療養中のところ 去る4月11日に入院先の病院にて永眠いたしました 生前の折から皆様には大変な心配りをいただき申し訳なく思っております 風子お母さんが亡くなっ…

  10. 忍野のブラウン 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,927文字

    ヒュンヒュンヒュンとロッドは僕の前後にしなって、そのたびにフライラインがシューシューと静かに音をたてながら伸びてゆく。それに合わせて左手は伸びるラインを引いてラインにかかる負荷を上げ、次に解放し…

  11. 「断捨離と自分史①」 無職紀行 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,380文字

      今、日本テレビで「人生がときめく片づけの魔法」って断捨離ドラマやってます。断捨離って僕は嫌いなんです。だって、何でもかんでも捨てちまえって行為は自分史構築の真逆な気がしますよね。 …

  12. 新・選挙野郎1 無職紀行 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,526文字

    「いっつも思うんだけど、あたし、何を書けばいいのか、さっぱりわかんないの」佐田さんが 机の上の自分のアルバムを閉じたり開いたりしながら言った。清弘は「今日も同じこと言って る…」と微笑みながら「…

  13. 「引越しの荷造り時に自分史作りの資料を発見する」 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,296文字

    引越しの荷造りをしていると2004年の手帳が出てきた。手帳へのメモ書きから当時何があったのかがわかる。これも自分史作りには重要な資料となる。 手帳には2月20日の欄に「生子、乳がん。マンモグラフ…

  14. 「日の塵」 富士塚は富士山噴火の封印 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,040文字

    ▼富士山が世界文化遺産に登録されて、日本中は大騒ぎです。ついに富士山は世界に誇れる霊峰となったわけですね。霊峰とは神聖視されている山のことです。「聖徳太子が甲斐の黒駒に乗って富士山を越えた」、「…

  15. 西葛西ちほう爺隊2 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,694文字

    「やっぱり老人ホームじゃないか・・・」とかなんとか言いながらも、義父はずんずんと「集塵園」の中に積極的に入っていく。しかも足が痛いとか言いながら早足である。多分、施設の中に若い女性ヘルパーでも見…

  16. 西葛西ちほう爺隊1 小説

    • 消雲堂
    • 12年前
    • 1,599文字

    江戸川区の老人ホームで区内の老人を集めて交流会のようなものを開催していると聞き、最近になって僻みっぽいのが増強され嫌世感が強くなってきた西葛西に住む義父を見学に連れて行くことにした。何で僕が・・…

  17. 「関東鉄道常総線」 無職紀行 / 小説

    • 消雲堂
    • 12年前
    • 1,939文字

     関東鉄道常総線の旅。常総線が好きになっちゃったのだねえ・・・。それに今回はニコンの一眼D200ではなく、新たに導入したキヤノンのG9の撮影度を確認したかったのだ。  12時過ぎに出発。東武野田…

  18. 『日の塵』2「綾瀬新撰組」 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 12年前
    • 6,113文字

    前回は、東京の新名所スカイツリー周辺の町のお話をさせていただきました。そこでご紹介させていただいた小塚原処刑場は常磐線・南千住駅の近くにありました。その隣の駅は北千住です。江戸時代はこの一帯を「…