いつでも時は

キハ

小説

508文字

いつでも時は進むのか
誰か教えてほしい……

ぼおーと見つめる

その湖畔に漂う

空気は……

 

神経を集中させ

サラサラと書き進める

教室は……

 

何もしていなくて

ただただ過ごしている

毎日は……

 

「静かだな」

 

誰かが呟くその声さえも

 

空気に溶け込まれ何も反響さえもしない

 

それでも日常は

毎日当たり前のように

過ぎていく

 

もう一日過ぎたかなんて

気にしないでも

生活できていけるほどの

 

静かでもうるさくてもざわめきでも

大人しくても元気でも悲しくても嬉しくても

 

何があっても時間は進んでいくのか

 

いつか私達が

去るときになっても

きっと時間は進むのだろう

 

たとえこの地球が

滅びて時間という概念が

消えたとしても

 

無情に進んでいってしまう

 

何があっても何もなくても

ただただ平凡でも波乱でも

辛くてもキツくても楽しくても

 

静かでもうるさくてもざわめきでも

大人しくても元気でも悲しくても嬉しくても

 

生きたくても死にたくても

泣いていても笑っていても

いなくてもいても……

 

何をしていようが

 

何もなかろうが

 

時間は進むのだろう

2022年5月21日公開

© 2022 キハ

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