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「笑える」という評価を受けた作品

全589作(29/33ページ)
  1.  僕は泥棒だ。「怪盗ブレイカー」という名で呼ばれている。日本の大富豪たちが持っている宝石や絵画を神出鬼没な方法で盗み続けている。でも警察に捕まることは決してないのだ。  昨日は結婚式ビジネスをしている女社長の屋敷に忍び込んだ。レンガの建物で、中には赤い絨毯が敷かれていた。入り口には会社の創立者の骸骨が飾られていて、部屋は50室あり、使用人が5人いて、猫が3匹いた。どんな猫を飼っているのかリサーチして、僕は飼い猫に化けて屋敷に侵入した。僕は変装が得意なのだ。本物のその猫は物置部屋で殺しておいた。お腹を噛み切ったら出血多量で死んだ。内臓がはみ出ることはなかったのでよかったと僕は思った。  夜になった。クイーンサイズのベッドで、バスローブ姿で女社長と猫3匹は寝た。僕のからだの中では、心地よい水が体液として流れているみたいだった。深夜3時になり、僕は猫の姿のまま起き上がり、引き出しの中のタンザナイトという宝石を口に含み、屋敷を出た。その途中でワインボトルの中身を入り口の骸骨のところにぶちまけておいた。朝それを見た使用人はきっと血だと勘違いするに違いない。でもワインなのだ。それで安心させておいて、実は宝石が盗まれているというシナリオだ。そして宝石を家中捜して、物置に猫が殺されているのを発見し、震えあがるのだ。  次の日のニュースで、前髪にパーマをかけて眉毛の垂れ下がった女社長がニュースのインタビューに答えていた。唇がひんまがって、不快そうな顔をしていた。  なぜ僕は怪盗なんてことをやっているのだろう。きっと僕は目立ちたいんだと思う。それと人間社会で活躍したいのだ。僕は怪盗になる前はプロ野球選手だった。巨人の投手だった。高卒でドラフト1位で巨人に入団し、1軍で3勝をあげた。高校時代から痛めていた肩の関係で2軍暮らしが続いた。このままではいけないと球団の許可を得て手術をしたが、その年をオフ、戦力外通告をされた。22歳だった。裏切られた気分だった。僕は第2の人生として怪盗をしている。今25歳だ。  今日はピカソの絵を盗もうかなと考えていたある日、同時に4人の恩師が僕の家に押しかけてきた。俺と一緒にもう1回プロを目指そう、いや俺一緒に目指そうと、4人の恩師は僕の取り合いを始めた。僕は4人に分身して、それぞれがその恩師について行った。 小説

    #実験的#合評会2016年12月
    • 工藤 はじめ
    • 9年前 新着
    • 3,626文字
    • 読了7分
    • 4件
    • 5件の評価

    タイトルから読むと読みやすいかも。

  2. 童子拝観音 小説

    『二十四のひとり』収録(完結済み) #スポーツ#合評会2016年12月
    • 藤城孝輔
    • 9年前 新着
    • 4,723文字
    • 読了9分
    • 4件
    • 6件の評価

    作品集『二十四のひとり』収録作。合評会2016年12月(テーマ「スポーツエリートがグレたあと恩師と再会し、『戻ってこい』と言われた」)応募作。

  3. きれいな断面

    #散文詩
    • ほろほろ落花生
    • 10年前
    • 1,191文字
    • 読了2分
    • 1件の評価

    世界を初めてみる あなたのことを思うたびに こころが痛むよ   どうしてこころが痛むのかって?   オンブレ   お前をどうしようか 見せたくないものが多すぎる &…

  4. 黒いクラスの時代 小説

    #ユーモア#合評会2016年10月
    • Juan.B
    • 10年前 新着
    • 11,266文字
    • 読了23分
    • 5件
    • 6件の評価

    ※2016年10月分合評会作品。

  5. きょうどう! 小説

    #ライトノベル#学園モノ#合評会2016年10月
    • 工藤 はじめ
    • 10年前
    • 2,899文字
    • 読了6分
    • 5件
    • 6件の評価

    合評会用。 お金よりも、ほかの作品と触れ合いたい、異なる新しい価値観に出会いたい、と思って参加しました。

  6. トムの選択 小説

    #学園モノ#合評会2016年10月
    • 手嶋淳
    • 10年前
    • 2,542文字
    • 読了5分
    • 6件
    • 7件の評価

    学園内ヒエラルキーって、ときにこういうふうに崩壊するものじゃないか。一人の女子の登場がきっかけだったり。2016年10月合評会用作品。

  7. トンネル食べ エセー

    『生きとし生けるものたちよ』収録(連載中) #散文
    • やまもと じゅん
    • 10年前
    • 40文字
    • 読了0分
    • 1件の評価

    甘い中央部分を最後に堪能できる、私の生涯最大の発明とされるだろう「トンネル食べ」

  8. 女はすぐに終電を忘れる 小説

    『いい曲だけど名前は知らない』収録(完結済み) #ホラー#官能
    • 高橋文樹
    • 10年前 新着
    • 13,098文字
    • 読了26分

    女たらしの柿崎は美しい女と食事をする。映画の話をし、夜遅くなり、いままでそうしてきたように、彼女と寝ようとする。しかし、彼女は実のところ……映画のように人生は激的に変わる。アーバン・ホラー掌編。

  9. よしこのこと(1) 小説

    『生きるということ』収録(連載中) #アンダーグラウンド#リアリズム文学#崖っぷち#独白#貧困
    • 二十三時の少年
    • 10年前
    • 5,412文字
    • 読了11分

    薬中パラノイアのヒモ男は、長々とした独白と共に「今までの人生でとっておきにビザールな女」の話を始める。

  10. エログロ糞親父 小説

    #きちがい#グロテスク#これは下品#バカ#ユーモア#官能
    • 愚人
    • 10年前 新着
    • 15,488文字
    • 読了31分
    • 2件
    • 2件の評価

    バカですみません。エロくてすみません。グロくてすみません。18禁ですみません。画像が本文とは何も関係なくて本当にすみません。

  11. 基地外詩 「お前らがどんなに騒いでも」 2016.5.17

    #アジア#きちがい#テロ#世界#共産主義#左翼#恋愛#政治#無政府主義#青姦
    • Juan.B
    • 10年前 新着
    • 992文字
    • 読了2分

    ※破滅派オリジナル作品。

  12. 若い人工知能へ宛てた手紙 エセー

    『メタメタな時代の曖昧な私の文学』収録(完結済み) #テクノロジー
    • 高橋文樹
    • 10年前
    • 5,449文字
    • 読了11分
    • 2件
    • 2件の評価

    つい先日、DeepMind社のAlpha碁というプログラムが碁界最強と目されるイ・セドル九段に三連勝し、話題をさらった。もっとも複雑だと目されてた競技において人工知能が圧倒的といっていいだろう勝…

  13. ラッシュ・ブラッド 小説

    #SF
    • 高橋文樹
    • 10年前
    • 3,046文字
    • 読了6分

    西暦2116年、あらゆる就職希望者はその来歴に関しての詳細なレポートを提出しなければならない。「100年後の未来の人がいまの私を語る」をテーマにした第三回SS合評応募原稿。

  14. てぶくろのきらいなひと

    『いい曲だけど名前は知らない』収録(完結済み) #自由詩
    • 高橋文樹
    • 10年前 新着
    • 448文字
    • 読了1分

    世の中には手袋を嫌う人がいて、ぼくはとても不思議だ。

  15. フィラデルフィア・フリーベイン 小説

    • 波野發作
    • 10年前 新着
    • 10,133文字
    • 読了20分
    • 3件の評価

    31世紀を代表する時空物理学の巨人マグ・ナカータ教授が、幼き日の不思議体験を綴った未公開手記が遺品から見つかった。 人類史上最大の偉業といわれる「第7の力」の発見。その発端となった物語である。…

  16. 基地外詩 「何の心配も無い」 2015.8.14

    #アニメ#テロ#共産主義#少数民族#左翼#怒り#権力#漫画#無政府主義#自殺
    • Juan.B
    • 11年前
    • 469文字
    • 読了1分
    • 1件の評価

    ※自作品の転載 http://yaplog.jp/littlejohn/archive/283

  17. 基地外詩 「性教育テレビ」(または「性を消費せよ」) 2015.8.29

    #きちがい#官能#少数民族#左翼#恋愛#無政府主義#社会主義#自由
    • Juan.B
    • 11年前 新着
    • 1,271文字
    • 読了3分
    • 1件
    • 1件の評価

    ※原文は15年8月29日付だが、11月27日一部修正。

  18. 縄文小説参考文献『二千七百の夏と冬』レビュー 評論・批評

    『縄文小説集』収録(連載中) #書評
    • 高橋文樹
    • 11年前 新着
    • 3,473文字
    • 読了7分
    • 4件

    本稿は破滅派主催の縄文小説ワークショップの参考文献レビューである。萩原浩著『二千七百の夏と冬』を取り上げる。

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