12.かぼちゃ 大地の宝箱
どっしりと 大地に腰を下ろし
あなたは 動かぬ石のように
月日を その身に刻んできた
雨に打たれ 風に吹かれ
硬く 無骨に鍛え上げられた
深い緑の 厚い鎧
それは 甘い命を守り抜くための
誇り高き 盾のよう
包丁を押し返そうとする
頑なな その殻を割れば
一転して あふれだすのは
まばゆいばかりの 黄金のひかり
わたの中に 大切に守られた
真っ白な 次世代の種たち
あなたは 未来をその腹に抱え
濃厚な蜜へと 変えていく
火にかけられ 煮汁に浸り
ゆっくりと 心を開いていくとき
台所に広がるのは
夕暮れ時のような 懐かしい甘み
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