「もってあと数日でしょう」の宣告を受け入院していた祖父が突然起き上がり声を絞り出した。
「最後に、サイケデリックな朝食を食べたい……」早速相模湾でとらふぐを釣り上げ刺し身にして出したところ全身痙攣。直後
「か、体に電気が満ち溢れてくるっちゃ!」と叫んだきり意識不明。
皆が慌てる中、ひ孫のよっちゃんが祖父の鼻に充電器を繋ぐとスマホが一瞬でフルチャージ、家族は歓喜に湧く。騒ぐ医者を金で黙らせ、痙攣し続ける祖父を連れ帰り遂に夢の自給自足オール電化住宅が完成をみた。
しかしどこから聞きつけたのか経産省職員を名乗る者が現れ、「電……おじいさんを引き渡しなさい」と命令。必死に抵抗したが市内共通商品券の束に敢え無く敗北。2年後、電力会社が一斉解散し、日本の電気料金は無償化された。
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