『情況』2020年冬号から、髙井ホアン(Juan.B)の連載記事が掲載されることが分かった。

以前、髙井ホアン(Juan.B)の『戦前不敬発言大全』『戦前反戦発言大全』(パブリブ刊)に関して、総合誌『情況』2019年秋号に記事が掲載されたことは、当はめにゅーでもお伝えした。『戦前不敬発言大全』『戦前反戦発言大全』はその後も好評の内に発売されているが、今回、更にこの話題を掘り下げる連載「国家権力は、いったい何を取り締まったのか?」が『情況』2020年冬号より開始された。

連載「国家権力は、いったい何を取り締まったのか?」では、戦前の様々な言論弾圧・表現規制の様々な事例を掘り下げて紹介し、一筋縄では行かない権力と民衆の関係を探っていく。初回は、戦時下で百人一首の内容にまで及んだ娯楽規制と、それを皮肉った投書を紹介する。また、他にも面白い記事が満載である。是非、今の日本で一番先鋭的な総合誌『情況』を買って確認したい。

『情況』は情況出版により1968年に創刊されたジャーナリズム・総合誌である。休刊を挟みつつも、長く時代の背景を探ってきた歴史があり、「変革のための総合誌」と称している。多くの論客も『情況』誌で活躍した経歴がある。変革のための総合誌『情況』2020年冬号は、1月18日より、全国書店及びAmazonなどネット通販で販売される。