今年11月2・3日に開催したNovelJam'[dash]2019にて結成されたチームE「Eヨ」が送る、新しい文芸サイト「言葉 ―i-you―」が、この度公開された。

わずか2日間で著者二名・編集一名・デザイナー一名の計四人が一体となり、小説の執筆から販売までを通して行う文学版ジャムセッションイベント「NovelJam'[dash]2019」の本開催からもうすぐ一ヶ月となる。破滅派からは、主催側の波野發作を別として、著者として髙井ホアンが参加し、本開催ではチームEに加入した。メンバーは、著者・髙井ホアン、著者・おおくままなみ氏、編集・片塚垂帆氏、デザイナー・なかじまひろみ氏である。チームEは、髙井ホアンのアイデアとなかじまひろみ氏のデザインにより、「E」とそれを反転した「ヨ」を組み合わせ、チーム名を「Eヨ」とした(ロゴ上では左右対称である)。そして、最終的にEヨは無事に髙井ホアン『キノウの村』、おおくままなみ『キボウの村』を販売した。(本開催ルポについては後日改めて執筆したい)

本開催以後も、12月中旬のグランプリへ向け、文学フリマなども挟み各チームが販促と様々なアイデア合戦を繰り広げ死闘を続ける中、Eヨは単なる商品展開だけではなく、小説を広げる場その物を作り上げた。それが新しい文芸サイト「言葉 ―i-you―」である。

NovelJam後も長く展開を続けるにあたり、その活動の拠点となる文芸サイトは、大きな助けになると考えられる。小説『キボウの村』『キノウの村』のみならず、今後ここからEヨ新たな作品が生まれていくことと思われる。現在はチームEの説明など基礎的なコンテンツが投稿されているが、これからも様々な小説やコンテンツが投稿されていく予定である。また、週替わりのお題で小説を執筆していきその過程を講評するという、合評会に似たコーナーも予定されている。チームE「Eヨ」と「言葉 ―i-you―」のこれからに乞うご期待である。