広島市立中央図書館では現在、被爆体験継承事業として企画展「ヒロシマを記録し伝えた人たちー未来への伝達ー」を開催している。

1945年8月6日、米軍により広島に投下された(9日には長崎にも)原子爆弾は甚大な被害をもたらし、人類に衝撃を与えた。被爆直後の広島では、支援者や団体が多く集い救援・救護活動や被害状況の調査を行い、その記録によって、被爆の惨状が国内外に伝えられた。今年度の企画展では被爆直後の広島の惨状を伝える資料や支援者・団体の事績を集め、現代へ続く広島と平和を語り継ぐ継承のあり方を紹介する。調査団による記録や写真、またそれらの「ヒロシマの記録・記憶」を継承している人々について豊富な資料やパネルで学ぶことができる。

明日は広島への原爆投下から73度目の日を迎える。そして同時に長崎、アジア、世界に多大な災禍を引き起こした戦争が終わって72度目の夏でもある。現代の状況に思いを馳せつつ、この機会に改めて平和を考える良い機会となる企画展となりそうだ。

企画展「ヒロシマを記録し伝えた人たちー未来への伝達ー」は広島市立中央図書館で8月31日まで開催される。詳しい情報は下記サイトを参照のこと。