タグ: SF 345件

  1. 東京ギガストラクチャー (八) 東京ギガストラクチャー / 小説

    • 尾見怜
    • 5年前
    • 5,843文字

    俺は一人で京都へ来ていた。山口でひきこもっていた十年間、最も俺がコミュニケーションをとっていた人物、平岩教授に会うためだった。 当時彼女と日常的にチャットをし、四百七十キロ近く離れた京都の大学ま…

  2. 東京ギガストラクチャー (七) 東京ギガストラクチャー / 小説

    • 尾見怜
    • 5年前
    • 9,621文字

    細かい政治的シナリオを補強する参謀が必要だった。 ニシキが官僚や政治家のツテを辿って探し回っているが、ある種の俯瞰的な思考と様々なSUA組織の細部に通じている人材であり、かつSUAに反抗的な思想…

  3. 東京ギガストラクチャー (六) 東京ギガストラクチャー / 小説

    • 尾見怜
    • 5年前
    • 4,386文字

    葛野という男がニシキを経由して俺に会いたいと言ってきた。 彼も茂山同様元自衛軍、防衛大臣直属の中央即応集団特殊作戦群に所属していたエリート中のエリートだった。年は俺と同じ二十八、百九〇センチ以上…

  4. 入歯タリアン / 小説

    • 島田梟
    • 5年前
    • 22,444文字

    歯科医の主人公がゾンビになってしまった妻を総入れ歯にして一緒に同居する話。

  5. 東京ギガストラクチャー (五) 東京ギガストラクチャー / 小説

    • 尾見怜
    • 5年前
    • 7,047文字

    SUAを破壊できる情報機関を立ち上げるにあたって、必要な人員を集めなければならない。 まずは情報収集・工作のプロは不可欠な存在だ。 ニシキは官僚の人脈を利用して、俺を勧誘する前から既に退役した情…

  6. 東京ギガストラクチャー (四) 東京ギガストラクチャー / 小説

    • 尾見怜
    • 5年前
    • 3,340文字

    俺が話を聞く限り、鷺沼ニシキの父は国立大学の脳科学者で厳格な人、母は専業主婦で穏やかな人だったようだ。清潔で優しさに満ちた家庭に育ったのだとおもう。戦争も父には関係なかったらしい。まるで別の国で…

  7. 東京ギガストラクチャー (三) 東京ギガストラクチャー / 小説

    • 尾見怜
    • 5年前
    • 6,253文字

    わたしは大蔵アオイ、上野のスラムで男性相手の接客業をしている。 生活にこまることはないが、ずっと今の仕事はつづけたくない。 かといってほかの仕事ができるわけでもないし、結婚をすることもいまいちピ…

  8. 東京ギガストラクチャー (二) 東京ギガストラクチャー / 小説

    • 尾見怜
    • 5年前
    • 9,186文字

    二十八歳になり山での生活も十年目の冬、鷺沼ニシキが俺の小屋にいる。山口ではめずらしく、昼間から雪が降っている。手作り故に雑で粗末な小屋の隙間だらけの無くても困らないような扉を、声をかけずにいきな…

  9. 東京ギガストラクチャー (一) 東京ギガストラクチャー / 小説

    • 尾見怜
    • 5年前
    • 8,827文字

    西暦二〇四一年、実質一ヶ月しか続かなかった対中露戦争が終わり、日本がとても曖昧な敗北に甘んじていたころ、両親は山口県長府市のはずれにある霊鷲山のふもとの一軒家に住んでいた。俺に戦争の記憶は一切無…

  10. 東京ギガストラクチャー 東京ギガストラクチャー / 小説

    • 尾見怜
    • 5年前
    • 2,105文字

    雪は崩れ落ちた山門の屋根につもり、時折石段の上に落ちて泥水とまざりあった。 境内は白一色、松の枝からこぼれ落ちた雪が手水舎の水に溶けて消えた。 国宝の仏殿があったらしい禅宗の廃寺は、仏殿も山門も…

  11. 本日のニュース エセー

    • GLASS
    • 5年前
    • 415文字

    ある日のニュース内容 

  12. あなたと私の冒険の終わりに 小説

    • 諏訪靖彦
    • 5年前
    • 2,857文字

    『ショートショートストーリーズ』収録作品を改稿してオルタニア別冊『恋する白色矮星』に寄稿させてもらった作品です。 恋愛ものを書いているとなんかこう恥ずかしくなって背筋がゾワゾワしてくるので、も…

  13. ここに、いない、ぼく かきすて / 小説

    • 吉田柚葉
    • 5年前
    • 2,029文字

    三連休ですね。俺は休みが大好きです。良いものです。

  14. 銃のお暇 小説

    • 久永実木彦
    • 5年前
    • 2,004文字

    「誰かを傷つけるために道具をつくるひとがいて、誰かを傷つけるためにひとにつくられた道具があるとしたら、実木彦は常に道具の側に立つ」

  15. 世界が終わる夜に転生するババア 小説

    • 中野真
    • 5年前
    • 2,112文字

    こんなに怖い思いをして公開するのは初めて。つまりどれだけ自分が読者のことを考えず書いていたかを思い知りました。ブンゲイファイトクラブ落選作。

  16. そしてオザワ・リン・マリンはすべてのヤリマンの母になる 小説

    • 島田梟
    • 5年前
    • 2,138文字

    中東……湾岸戦争……テロリズムの台頭……アヘ顔……サッダーム・フセイン・アブドゥル=マジード・あっ(察し)=ティクリーティー……

  17. ワタナベSF 小説

    • 波野發作
    • 5年前
    • 2,056文字

    ブンゲイファイトクラブ予選惨敗作品。理解されないパスティーシュ。晒し物に罵倒と唾をお与えください。

  18. 泥で建てた家 / 小説

    • 長崎 朝
    • 5年前
    • 4,308文字

    変形の習作。靴べらの貸し出しはございません。