原則として、山羊にそこまでの価値は無い。
どうして猫なんだ! どうして山羊ではないんだ! どうして、お前だけが猫に成り果てることができたんだ……。私も伸縮自在な猫になりたい。
性行為がわからない……。少年をいたぶる感覚だけが、血液として体内を巡っているような気がする……。
山羊学部山羊学科を出ているペンウィー・ドダー。彼は医学界隈をうろつく。医学に関する免許を五つほど取得していると噂される。
協会にある白い鐘を鳴らすと、回数に応じて、その日の夜のラジオで放送される、街の人口報告での数が一つ増える。それが面白くて、どんなことよりも熱中していたら、いつの間にか白い鐘は無くなっていた。
誰も軍人らしくない……。ペンウィー・ドダーは軍医ではない……。この町にヘリコプターは無い……。
私は例の、迫り来る埃臭さに鼻をつまむことをせずに、むしろ鼻孔に灰色の空気を取り入れた。全身を巡っていると想像できる電磁石が、気味の悪い両親の顔を上から塗りつぶすので、私は四年ぶりに安眠の中で銃を…
身体の中に町がある……。
さ行なんて嫌いだ! でも夜は、好きな格好で外に出れるので、好きです。
視界の隅で、ゴキブリのような黒い何かが蠢いている。そんなことはよくあることで、常で、この文書は三秒ほどの時間で作られた。
「ああどうしようもない! どうしようもない!」と誰もが叫ぶ街がある。
こんな場所に来るべきではない。
書き上げる度に筆が折れる音がする。
どこを見ても山羊がいる。目を瞑ると鳴き声が聞こえてくる。
医者に会いに行くとする……。
バナナ食べ過ぎ山羊はバナナが恐ろしく思えてしまう。たくさんのバナナが下から迫ってきて、体を包んでいく。
先生が栄養剤だけを差し出してくる……。
貴方は、たとえ今日が非番では無かったとしても、最速で教習所に向かう必要がある。