相次ぐ猛暑に夏の気配が迫ってきた今日この頃、いかがお過ごしだろうか。5月に「はめにゅー」で公開された記事の中から、人気の高かった記事をおさらいする。忙しくて毎日は「はめにゅー」をチェックできないという人も、この機会に話題の文学ニュースをまとめて確認しておこう。さて5月はどのような文学ニュースが読まれたのだろうか。第10位からご紹介する。

 

第10位～第4位

第10位  ：鹿島茂がパリの魅力語るトークイベント、ドゥマゴサロン第18回文学カフェ「パリの街を文学と歩く」 6月18日開催（2019年5月22日 Juan.B）

第9位  ：ネット文芸誌「CRUNCH MAGAZINE」が6月30日にサービス終了　6年間の歴史に幕（2019年5月22日 Juan.B）
第8位  ：新元号「令和」の墨書、国立公文書館で早期移管か　菅官房長官が会見で表明（2019年5月16日 Juan.B）
第7位  ：三島・山本賞受賞作が発表　三島由紀夫賞に三国美千子「いかれころ」　山本周五郎賞に朝倉かすみ「平場の月」（2019年5月17日 Juan.B）
第6位  ：日本近代文学館で森鴎外「舞姫」に関する企画展開催　　6月29日から（2019年5月31日 Juan.B）
第5位  ：高橋文樹の小説「ｐとｑには気をつけて」が『短編ベストコレクション　～現代の小説2019 ～』に収録　6月11日発売（2019年5月28日 Juan.B）
第4位  ：佐川恭一の短編集『スカーレット・ヤングスター』が本日発売　惑星と口笛ブックスより（2019年5月20日 Juan.B）

 

高橋文樹と佐川恭一の新刊など良いニュースが並ぶ一方、CRUNCH MAGAZINEのサービス終了と言う悲しいニュースもランクインした。

 

第3位

髙井ホアン著『戦前不敬発言大全』『戦前反戦発言大全』が本日5月25日発売　戦前庶民の言動を探る（2019年5月25日 Juan.B）

Juan.B（髙井ホアン）による四年越し・約1200ページの大著、『戦前不敬発言大全』『戦前反戦発言大全』の発売に関するニュースが三位となった。詳しくは記事を見て頂きたいが、戦前の息吹が感じられる本である。是非、読んでいただきたい。

 

第2位

旧江戸川乱歩邸が特別公開中　5月29日まで（2019年5月20日 Juan.B）

江戸川乱歩邸の公開に関するニュースが第二位となった。既に期間は終わってしまったものの、推理小説ファンにとっては垂涎の企画だったと思われる。またの開催を待ちたい。

 

第1位

津原泰水の小説『ヒッキーヒッキーシェイク』文庫版が幻冬舎とのトラブルで出版取り止め　ハヤカワ文庫より出版へ（2019年5月17日 Juan.B）

やはり5月を騒がせたニュースと言えばこれであろう。津原泰水の小説『ヒッキーヒッキーシェイク』文庫版の出版トラブルに関するニュースが一位となった。著者と編集・出版社の関係について一石を投じた事件となったが、当の『ヒッキーヒッキーシェイク』はハヤカワ文庫より本日から発売である。

以上、5月にアクセス数の多かったニュースTOP10をご紹介した。6月のはめにゅーにも乞うご期待である。