東京都豊島区に所在する、推理小説家の江戸川乱歩の邸宅および蔵が、5月29日まで特別公開されている。

推理小説家・少年小説家として知られる江戸川乱歩(1894~1965)は1934年から、東京都豊島区の立教大学隣に家を構えていた。江戸川の死後、2002年に約4万点の資料と共に立教大学へ譲渡され、以後「江戸川乱歩記念大衆文化研究センター」として研究の拠点となっている。また、土蔵は、2003年に豊島区指定有形文化財に指定されている。

旧江戸川乱歩邸は常時公開ではなく、年数回の公開が行われている。今回は5月29日まで、期間中の火曜、木曜を除く日が公開日となっている。江戸川乱歩についてより深く親しめる、そんな特別公開となりそうだ。また6月7日には、隣接する立教大学で俳優の佐野史郎氏による、江戸川乱歩に関する講演「乱歩と戦争」が開催される。こちらも見逃せない講演会である。

旧江戸川乱歩邸の特別公開は5月29日まで。期間中の火・木曜を除く全日が公開日で、各日 午前10時30分から午後16時までの公開。詳しくは下記サイトを参照のこと。