高橋文樹のビジネスケアラー体験記『プルーストが読みきれない』が、破滅派より9月8日に刊行されることがわかった。電子書籍も発売されている。
本人がX及び個人サイトで告知した。
作家にして破滅派の主宰でもある高橋文樹だが、様々な活動の裏で、2019年から2023年にかけて母親を介護していた。本作は当時破滅派で公開していたエセーの大幅な再編増補となる。
団塊の世代が全て後期高齢者となる「2025年問題」が迫り、その子供の世代が働きながら親を介護するという「ビジネスケアラー」問題が社会問題となりつつある昨今だが、高橋文樹は先んじてそれらを経験することとなった。四人の子を抱えた子育てやコロナ禍という世界的災難とも並行し、高橋文樹は母親の介護にどう向き合い、何に戸惑い、何を学んだのか。母親と向き合った介護の日々を余すところなく記した体験記となる。
内容は、母親との思い出と介護に至る過程を描いたエセーで構成された「回想編」と、実際の介護の様子を扱った「実践編」の二本立てとなっている。「ケア」という概念の議論や、「介護する男性は語らない」「男性は助けを求めない」という問題もあるなかで、男性により書かれた介護の文学的記録という意味でも重要なものとなる。
目次
はじめに
【回想編】
1. 見出された病
2. カフカ的介護認定申請
3. 天才の母【実践編】
4. 地獄行きのチケットを握りしめて
5. カネと介護
6. ケアする惑星7. 私が知る母のすべて
8. アーカイブ
書籍版は9月8日に発売される。また、電子書籍も発売されている。ぜひAmazonなどでも予約して購入したい。

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