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破滅派25号「児童文学」応募作品です。(対象年齢:15歳以下)

タグ: #現代詩 #自由詩 #詩 #破滅派25号「児童文学」

156文字

台風の予報があった夜

いつもより雨の音が鳴る

 

閑散とした駅前

横断歩道は青信号で

ヨーロッパのどこか

教会の大理石の床を歩く

靴の音と似ている

 

砂糖の塊が崩れて

世界の端っこが現れる様に

黒闇を切り抜いて

今日と十代の子どもに再会する

 

台風の予報があった夜

すこしだけ今と離れて

知っている音が聞こえる

© 2026 奥野里菜 ( 2026年9月23日公開

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