早朝学植物誌 多宇加世(著)

まだ暗い静かな2時から3時、4時のあたりに筆者は起床することからこのタイトルはついた。つまり植物より早く活動を始める早朝学。
読書していて、ふと、家族から離れてどこかに行った時と同じ気分になることがある。その行き先で家族たちのことを振り返ることや、そこに家族の知らない私があるということ、話したいけれど伝えられない出来事があるということは、読書の持つ特性なのではないかと思う。個人的な体験でありつつ、そうでないような。そんな中でも「夢」と評された自作群を収めた読み切り掌編集。

¥ 250

  1. 完結済み ( 2019 年 9 月 9 日 〜 2020 年 2 月 4 日 )
  2. 10 作品収録
  3. 31,965文字

Authors & Editors 執筆者一覧

多宇加世

多宇加世 著者

たうかよ、といいます。
エレキベースを弾いたり背伸びしたり。
好きな曜日は木曜日。えへへと笑う。
テーブルヤシが枯れ、アボカドの種が発芽する。
メール読みマウスがまだ家にいる。
山形県酒田市在住。

Works 収録作一覧

  1. 多宇加世

    1. 母を待つ

    • 小説
    • 1,870文字
    • 2019 年 10 月 7 日公開

    「お母さんの服、勝手に盗っちゃだめなんだよ」
    と言うと偽者の母は手話で「ありがとう」と言った。
    読み切り掌編作品。

  2. 多宇加世

    2. 庭の穴

    • 小説
    • 2,185文字
    • 2019 年 10 月 10 日公開

    暗い夜道。白線。馬の顔の壁。いつからかずっと走り続けている。読み切り掌編作品。

  3. 多宇加世

    3. おはようと言う

    • 小説
    • 2,346文字
    • 2019 年 10 月 18 日公開

    誰もが触れて飴色に溶けた手摺りや背もたれに、
    いうことの利かない脚のもどかしさや悲しさの反対めいた、
    ほとんどの人々の前に用意された健常の世界があるの。掌編作品。

  4. 多宇加世

    4. アシカと蝙蝠とおばあちゃん子と

    • 小説
    • 3,587文字
    • 2019 年 11 月 17 日公開

    掌編作品。合評会2019年11月・お題「銃」の「不」参加作品です。
    訳あって本合評会のレビューをする余裕がないのと、毎度のことながら当日参加できないのが申し訳ないので、「不」参加作品です。
    本作品を投稿もしないという選択肢もありましたが、書いたのが気に入ってしまったので、『早朝学植物誌』のシリーズに加えます。

  5. 多宇加世

    5. 本屋に住む

    • 小説
    • 1,876文字
    • 2019 年 11 月 20 日公開

    読み切り掌編作品。子供の頃考えていた結婚について、大人の自分がふと思い出したことを書いてみました。

  6. 多宇加世

    6. 靴ひも結び

    • 小説
    • 3,941文字
    • 2019 年 11 月 25 日公開

    読み切り掌編。
    読書していて読み終える頃ふと、家族から離れてどこかに行った時と同じ気分になることがある。
    その行き先で家族のことを振り返ることや、そこに家族の知らない私があるということ(話したいけれど伝えられない出来事があるということ)は、
    まさに読書そのものだったりするのではないかと思う。個人的な体験であありつつ、そうでないような気もする。

  7. 多宇加世

    7. おちこち

    • 小説
    • 2,854文字
    • 2020 年 1 月 17 日公開

    掌編作品。合評会2020年1月・お題「普通」の「不」参加作品です。
    わけあって本合評会のレビューをする余裕がないのと、毎度のことながら当日参加できないのが申し訳ないので、不参加作品です。

  8. 多宇加世

    8. 馬蹄の半夜

    • 小説
    • 6,757文字
    • 2020 年 1 月 30 日公開

    〈またモミの木に大鏡を立てて欲しいのです〉
    それを聞いて音楽教師は息を吐いた「誰かお亡くなりに?」
    「ええ。向こうの丘の方にすむ爺さんがね」

    音楽教師のある夜の話。
    短編作品。

  9. 多宇加世

    9. 家族映画

    • 小説
    • 3,740文字
    • 2019 年 9 月 9 日公開

    合評会2019年09月・お題「地元」応募作品です。
    酒田大火。酒田市中町2丁目にあった映画館「グリーンハウス」のボイラー室から出火。

    http://www.city.sakata.lg.jp/taika/index.html

  10. 多宇加世

    10.

    • 小説
    • 768文字
    • 2020 年 2 月 4 日公開

    一 お前はその日の朝、腰に貼った一ヶ月前の湿布薬が半分以上も剥がれかけているのを見つけて悪態をついた夢をみて目が覚めた。 「ええい、チクショウ」 起きてすぐに、その言い方が誰かにそっくりだったのに気付いた。会社の上司や薬 […]

How people say みんなの反応



4.5
14件の評価)


  1. 長編の一部を切り取ったような、物語の広がりをすごく感じました。臨場感が。映画に引きずり込まれる主人公と同じように私もお話に引きずり込まれました。

    from 破滅派
  2. つづきが読みたくなりますね。白く透明な狐すごくよいです。

    from 破滅派

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