炸裂

Kannami(函南)

233文字

2作目です。よろしくお願いいたします。

煤けた壁に 跳ね返る
君の声の軌跡を 目で追いながら
かつての蒼穹のことを考えていた

炸裂してしまった記憶
もはや欠片となった記憶に散り散りになった
蒼穹 その下で僕達は悲しいほどに無垢だった

慣れない旋律に戸惑いながら
君の歌に伴奏をつけようとした
不揃いの記憶を集めて・・・僕は思い出そうとする
君の声
君の歌
僕はどのコードを押さえていたんだ?

煤が すべてを不明瞭にしている
世界は何も映し出しはしない
壁に跳ね返った君の声は何処へ行った?

空から忘却の爆弾・・・
そうだあの時 君は微笑んでいたっけ

2020年4月23日公開

© 2020 Kannami(函南)

読み終えたらレビューしてください

この作品のタグ

リストに追加する

リスト機能とは、気になる作品をまとめておける機能です。公開と非公開が選べますので、 短編集として公開したり、お気に入りのリストとしてこっそり楽しむこともできます。


リスト機能を利用するにはログインする必要があります。

あなたの反応

ログインすると、星の数によって冷酷な評価を突きつけることができます。

作品の知性

作品の完成度

作品の構成

作品から得た感情

作品を読んで

作者の印象


この作品にはまだレビューがありません。ぜひレビューを残してください。

破滅チャートとは

"炸裂"へのコメント 0

コメントがありません。 寂しいので、ぜひコメントを残してください。

コメントを残してください

コメントをするにはユーザー登録をした上で ログインする必要があります。

作品に戻る