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いつもの土曜日

独り暮ら詩(第1話)

瀧上ルーシー

俺の再生。

489文字

昼間から

弁当とこだわりレモン、金麦

ああ、生きてるんだな

などと呟いても

生きたい気持ちと

死にたい気持ちは

6対4で均衡している

こだわり500に

金麦350が

嗚呼、俺がゲロ吐かない

ラインなんだなと思っても

あの日の飲み会より、3億57倍

虚しく

家計簿を見て、どうでもいいところで増えてるなと

母が言ってた

世界は女で周ってる

俺は思う、否

男の性欲と

ウソの愛のつぶやきで

周ってると思う

俺がほろほろ落花生さんに惚れたのは

近代詩じゃないからだ

近代詩 甘美な誘惑に

やなせたかしも負けたんじゃないのか

 

廣井きくりと酒を飲んで

ファックできたら嬉しいのだが

あいつアニメの味付けで、いい年こいて処女っぽい

人格だよな

パンクロックで処女

嘘つけよ

シド・ヴィシャスの映画で

ナンシーの乳首あまり映ってなかったよ

そこらのバンド女ってレザージャケット着てるか

逆にワンピース着て

私みたいのがポップスまで降りてやってるの尊いでしょ?

ってドヤ顔だ

お前らと俺と同じで

夢から醒めて底辺になる日がくるんだからな

あ、女だから結婚=就職先か

 

iPhoneをおやすみモードにして

寝るか

 

俺がiPhoneって最大の矛盾

© 2025 瀧上ルーシー ( 2025年11月29日公開

作品集『独り暮ら詩』第1話 (全3話)

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